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梅丹(めいたん)
風邪やらインフルエンザやら風疹やら、ちかごろ物騒だ。
日々の食事で栄養が足りているとも思えないし、抵抗力も弱り切ってると思うので、『梅丹(めいたん)』とやらを買ってみた。
ドラッグストアでも90gで3000円近くした。
高っ!と思ったが、梅4~5キロでやっと80〜100gの梅丹になるらしいし、消費期限が5年
なので、そんなもんかと思い直した。
一日3gという微量だが、舐めると信じられない酸っぱさ。
なので今は季節柄、お湯に梅丹とハチミツを入れて飲んでいる。

f0046622_8101640.jpgエスプレッソか!というぐらいに黒い。(カップの内側は汚れているわけではなく、細かい梅丹が付着してこうなる)
しかも、飲むと舌が真っ黒になる。
人と会う前に梅丹は舐めない方がいい。
デートなんてもってのほか。
ぜったい病気持ちだと思われる。

味は…酸っぱい梅とハチミツの味。
普通何か混ぜると、混ざって新たな味が生まれるものだが、この飲み物はどこまで行ってもハモることはなく、かたくなに梅と蜂蜜なのだ。
強烈に酸っぱく、そして固く、しかも解けにくいし洗いにくい。
この「ただ梅を煮詰めた感じ」が、近ごろの、青汁でもなんでも口当たりよく飲みやすく…どいう風潮に逆行してていい。
このお陰かどうかわからないが、今のところ風邪にも風邪ぎみにもなっていない。
# by adukot_u3 | 2013-03-03 08:21 | 健康・美容
植松恵美子 参議院議員
f0046622_2223639.jpgわたしがテレビを見ないからか、モノを知らないせいかはわからないが、こんな女性議員がいたとは今初めて知った。
香川県選出の参議院議員、植松恵美子氏だ。(HPより写真を拝借)

弁舌爽やか、話のポイントをしっかり押さえていてわかりやすいし、相手が質問とズレた答えをしたときにもウヤムヤにせずきちんと指摘するところもいい。
なによりしっかりとしたポリシーが背景にあり、それをテレビの向こうにいる人にも伝えたいと思っていることが、こんな短い質問からもわかる。


短いと言っても50分を超えるが、さわりだけ見ようと思って見始めたら、あんまり的を射た質問をするので、閣僚たちがそれにどう答えるのかが聞きたくて、ついつい最後まで見てしまった。
「いい質問です」と麻生さんもホメている。

見ているうちになんだか、伸び悩む企業の経営者たちに檄を飛ばすビジネスセミナーの講師のように見えてきたり、声色を使うところなどは微妙に漫談家のように思えたりもする。
だいたいダラダラしがちな国会で久々に「覇気」というものを見た気がした。

どんな人なのか興味がわいたのでプロフィールを見てみた。
神戸大学教育学部卒で松下電器産業(株)に入社。
研修期間中に家業(クレーン会社)を継ぐために帰郷。
自分でクレーンを操縦しながら会社を経営し、バブル崩壊後は経営転換してクレーン置き場に温泉を掘って、その温泉施設を経営しつつ、2度目の出馬で国会議員になったという面白い経歴を持つ46歳だ。(プロフィール

なんでこんな人が民主党なんだろうと不思議に思っていたら、つい先日離党していたことがわかった。
そらそうだろう、今の民主党にいてもいいことはなにもないし。
でもよくよく考えたら、政権交代前のマニフェストがそんな悪いものじゃなかったから政権交代が実現したのに、野田内閣が豹変したせいで関係ない民主党議員全体が被害をこうむることになってしまって、ホントいい迷惑だったろうと思う。

f0046622_10322911.jpgこの植松さんの質問のお陰で、今の政府の経済対策の基本的な考え方が、大企業を中心のシャンパンタワーだと言う事がわかって良かった。
シャンパンタワーとは、シャンパングラスをピラミッドのように積み上げて、一番上のグラスにシャンパンを注ぎ続けるとグラスを伝って下のグラスも徐々に満たされて行き、最後には一番下まで全てのグラスが満たされるというアレ。
バブルのころによくホストクラブとかでやっていたやつ(行ったことないから知らないけど)。
確かに理屈としては間違ってはいないが、シャンパンを注ぎ始めてから一番下のグラスが満たされるまでには相当時間がかかるし、実際の会社はシャンパンタワーのように大きさが一定じゃないから、上の方が必要以上にシャンパンを内部留保してしまって、下の方まで回るのかと言う心配もある。
そういう間接的、伝導的なものではなく、中小零細企業に対しては、もっと直接的で即効性のあることもやらないと不公平感は拭えないし、全体としての効果は薄いだろうと思う。

今、国会議員は700人を超えている。
その中でわたしたち国民が知っているのは、テレビに良く出るごく一部の議員だけだ。
わたしたちが政府の考えをよく知るためには、わたしたち自身がいつもアンテナを張りつつ、植松議員のように、わたしたちにも解りやすい答えを政府から引き出すような質問の出来る議員を知る事が近道のように思う。
# by adukot_u3 | 2013-03-02 06:00 | 政治家ウォッチング
カリフォルニア・クライオバンク
米国で最も有名な精子バンクのひとつ「カリフォルニア・クライオバンク」のサイトにびっくり。

髪の色、目の色、出身種族をプルダウンメニューで選ぶ。
まるでネットショッピングサイトだ。
そして表示される、顔写真のないドナーのデータの数々・・・。

かつて見た『ガタカ』という映画を思い出した。
自然出産で生まれた者を”不適正者”、遺伝子操作で生まれた者を知能と体力に優れた”適正者”とし、適正者を限りなく優遇する近未来を描いた物語だ。
見た当時はただのフィクションとしか思わなかったが、こうなってくると、DNAの段階で勝ち負けが決まる世界というのが俄然リアリティを持って浮かび上がってくる。

最近、周りでちょっと似たようなことがあったので、余計にまじまじと眺めてしまった。
ちなみにクライオとは【cryo】で「冷凍の」という意味。
# by adukot_u3 | 2013-02-28 23:40 | 映画
TPPは日本を合法的に植民地にする条約
f0046622_182088.jpg「聖域ができた」とドヤ顔で一転してTPP賛成に回り、日米共同声明を発表した安倍首相。
去年まだ野党のときには、下記の6つの基準がが満たされない限り反対すると言ってたし、今はまだ1番の「聖域をなくす」以外は認められてないんですけど…でもって、その聖域がなにかも決まってないし。(「共同声明に5項目入らず」しんぶん赤旗

  1. 「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り交渉参加に反対する
  2. 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない
  3. 国民皆保険制度を守る
  4. 食の安全安心の基準を守る
  5. 国の主権を損なうようなISD条項は合意しない
  6. 政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる
  7. (自民党FaxNews2012.3.9【PDF】)
こういう対応を、世の中の人たちはどう見ているのだろう。

日本のヘッポコマスメディアは、TPPに参加すると輸出が伸びるとか安い外国製品が買えるとか、農業がどうしたとか、あさっての方向のことしか言わないが、そんなのは全く枝葉の話で、単にTPPに賛成させるための国民への「撒き餌」にすぎない。
だから現状で輸出がどうだ農業がどうだとか言うのはあんまり意味がない。
TPPの目的は、日本特有の、でもアメリカから見たらムダにしか見えない『しくみ』を取っぱらい、『アメリカの企業が日本で自由に商売ができるようにサポートする』ことにあるからだ。

日本はいつも外圧でしか動かないから、四の五の言わずに「この際『しくみ』をTPPで一気にぶっこわしてしまえ!」と思っている改革論者もいるだろう。
TPPに参加しない方がしくみを効率的に改革できるというわけでもないから、そういう人の気持ちもわからなくはない。
でも、それでぶっ壊れるのは庶民の暮らしであって、ほんとうにぶっ壊れた方がいい、『「天下りや渡り」によって上の方だけで仕事やお金が還流する社会主義的しくみ』がぶっ壊れるわけじゃない。
なにが「聖域」かって、そこが一番の聖域なのに…。
今TPPに賛成しているのは、自分の生活がぶっ壊れる心配のない人か、TPPの意味がよくわかってない人のどちらかだ。

そういう社会主義的しくみも一緒にぶっ壊れるなら、わたしもTPPに賛成するかも知れない。
このまま放っておいても日本はぶっ壊れるだろうし、社会主義的しくみがなくなれば、やりようによってはまだ自立の可能性があるからだ。
でも、肝心のそこがぶっ壊されなければ、TPPに参加したところで、貧富の差が激しくなるだけなので反対だ。


TPP参加による経済効果は『10年で』GDPたった3兆円
最近、TPP参加による経済効果は3兆円という新たな政府試案が出た。(「TPP参加ならGDP3兆円増 政府試案」日経新聞
後から参加表明したカナダとメキシコの分を追加したものだと言うが、勘違いしてはいけないのは、この3兆円は年じゃなく「10年で」だということ。

2011年に内閣府が出したものは10年で2.7兆円だった。
でもこのとき「10年で」と報道したのは朝日新聞だけだった。
他は、何も書かないから今回もみんなたぶん「1年で」だと思って見ているだろう。
TPPによる経済効果は1年あたり3000億円。
あのシャープの赤字額(4500億)より小さいのだ。

f0046622_22169100.jpgアジアの成長を取り込むという意見があるが、アメリカ以外はペルー、チリ、ニュージーランド、豪、ブルネイ、シンガポール、マレーシア、ベトナムという面々。
日本から見たら合わせても全体の11%に過ぎず、そこから経済効果があるとは思えない。
ましてやアメリカはオバマさんが、「輸出倍増計画を推進する」「米国への輸出が繁栄への道だと思うな」と、わざわざ横浜まで言いに来てるぐらいだから期待できるわけがない。(APEC2010(横浜) オバマ米大統領演説

効果が望めないのに、こんなにTPP、TPPとやかましいのは、経済効果とは別にTPPに参加すると得をする人たちがいるからだ。
東電関連から研究費用をもらってる大学教授連中が、原発事故のときに必死に安全神話を守ろうとした時のように、TPPでも同じようなことが起きているのだろう。


ISD条項
「ISD条項」=片方の政府が外国企業に対して不当な扱いをしたら損害賠償請求ができる。
アメリカと二国間の貿易協定(FTA)を結んでいる韓国には、低炭素自動車を優遇するエコな政策(日本のエコカー減税みたいなもの)がある。
それがアメリカの企業に不利益をもたらすとイチャモンがついてISD条項により延期になった。(「低炭素自動車支援政策、韓米FTAがブレーキをかけた」ハンギョレJAPAN

米韓FTAの条文には、「韓国企業がアメリカで商売するときはアメリカの国内法が優先される」と書いてあるが、逆にアメリカの企業が韓国で商売するときは「国際慣習法に則る」となっている。
そしてちゃっかりアメリカは、米韓FTAでアメリカの企業が被害を受けた場合には、緊急輸入制限措置(セーフガード)を簡単に申請できるよう法律を改正している。(「韓国車 輸入制限 簡単に…米、FTA控えて法律改正」ハンギョレJAPAN

ここからわかることは、どんなに国民にとって良い法律であっても、京都議定書に批准してない「エコよりカネな経済至上主義国アメリカ」相手では、全てISD条項により撤廃される可能性があるということだ。
そして訴えられて出た判決は、国内法よりも優先される。
アメリカが振りかざすISD条項は治外法権なのだ。

日本がTPPに参加したらどうなるのかを知るには、マスメディアがまず伝えることのない、先行する米韓FTAのほかに、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ間の北米自由協定(NAFTA:ナフタ)ではどうなっているかを見るのが最も近道だ。
【カナダ】(「‘NAFTAの頸木’労働者にそっくり…カナダ、数十万人が失職」ハンギョレ新聞)
【メキシコ】(「NAFTA発効17年 メキシコにみる/農業壊れ“国の主権失う”/輸入農産物依存45%・離農4割」しんぶん赤旗

ISD条項のそもそもの目的は、投資ルールが整備されていない途上国において先進国の投資家の利益を守るためで、日本が25の国々と締結している投資協定にも含まれている(フィリピン以外)。
ちなみに日本が訴えられたことは今までに一度もない。
それを先進国相手に使おうというのがアメリカの魂胆だ。
相手の護身用のナイフを奪って切りつけるみたいなもんだな。
EPA(経済連携協定)締結国
シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、タイ、インドネシア、ブルネイ、フィリピン、スイス、ベトナム、インド、ASEAN


IIA(投資保護協定)締結国
エジプト、スリランカ、中国、トルコ、香港、パキスタン、バングラデシュ、ロシア、モンゴル、韓国、ベトナム、カンボジア、ラオス、ウズベキスタン、ペルー


日本のEPA・FTA/経済産業省

(C)Georg Wiora
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ラチェット条項
ラチェットとは、右の図のように、逆回転しないしくみを持った機械のこと。
TPPではこのラチェットのように、いったん市場を開放したら、BSEが出ようがなにがあっても元には戻せない。
この、あまりに柔軟性のないきまりは、とても「パートナーシップ」なんていう耳触りのいいものではない。
TPPは今は、「環太平洋パートナーシップ協定」だが、元は環太平洋戦略的経済連携協定(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)という名前だった。
田中康夫氏が「羊の皮を被った狼」と批判するのはとても的を射ていると思う。
ISD条項、ラチェット条項は他の不平等な条項と並んで韓国国内では「毒素条項」と呼ばれている。


韓国は、こんな一方的なものを何故受け入れたのか?
原因は、北朝鮮側が攻撃して来たあの延坪(ヨンピョン)島砲撃事件の後、「FTAを受け入れないと、いざと言う時知らないよ」と、三流の用心棒みたいなせりふをアメリカに言われたせいだ。

日本も最近は、尖閣諸島や竹島でキナ臭くなっている。
「TTPを受け入れないと、いざと言う時知らないよ」そう安倍さんはアメリカ側から言われているに違いない。

韓国も日本も、こんな不平等な条約の受け入れを迫られるのは、ひとえに安全保障のせいだ。
「いざと言う時知らないよ」と言われると思考停止になって、どんな不平等なものも受け入れてしまう。
「ガンになったらどうしよう」「高度医療が必要になったらどうしよう」と、たくさん保険に入ってしまう人とおんなじだ。

強大な軍事力を持つアメリカは、それをちらつかせることで交渉を有利に進めることができる。
日本と中国や韓国、韓国と北朝鮮の仲が悪ければ悪いほど、アメリカにとってはオイシイことなのだ。
わたしたちはそんな手に乗らない外交上手な政治家を、見極めて選ばなくては。

最初、TPPの本質は「アメリカの企業が加盟国で自由に商売ができるようにサポートすること」にあると思った。
でも、色々調べるうちに「日本を合法的に植民地にする条約」と言い換えた方がしっくりくることに気づいた。
元・公安調査庁調査第2部長・菅沼光弘氏の言っていた「今アメリカがしかけて来ているのは経済戦争だ」という意味が、今さらながらよくわかった。
そしてそれが、わたしたちに知らされないまま進められていることも。

最も大事なことを書き忘れていた。
アメリカがアメリカがと言ってるが、実際にTPPで儲かるのは一部の大企業とそこにくっついてる政治家たち。
日本の経団連と自民党が賛成しているのと同じなのだ。(『月刊日本』2012年3月号


ウィキリークスがTPPについての外交文書を全訳公開:「8ヶ国で日本と韓国に圧力かける」
# by adukot_u3 | 2013-02-28 22:20 | TPP
地図上の国に赤く色をつけてくれるサイト
それぞれのベース上で、選択した国々を赤く色づけしてくれる。
英語のサイトだけど、Google Chromeの自動翻訳、Firefoxのアドオン(拡張機能)を使えばわかりやすくて簡単。

世界地図

アメリカ合衆国の州

ヨーロッパ

カナダの州
# by adukot_u3 | 2013-02-27 08:23 | 使えるサイト集
ヌテラ
ヘーゼルナッツとココアのスプレッド。
もともとこういうパンに塗る系の甘いやつはあんまり好きじゃないのに、ふと魔が差して買ってみたら超おいしくてビックリ!
スーパーでよく売ってる、紙コップまがいのパッケージに、チョコと脱脂粉乳が合わさったようなスプレッドとは違って、ヘーゼルナッツのせいか味に深みがあって甘くどくない。
こういうスプレッドとか、パテとかはやっぱり海外のものの方が美味しい。

『ヌテラ【伊Nutella/ヌテッラ】』という不思議な名前のとおり、本社はイタリア。
わたしが買ったのはオーストラリア製だったけど、イタリア製とオーストラリア製とがあって、微妙に違うらしい。
「赤いきつね」と「緑のたぬき」のスープが関東と関西で違うぐらいだから、世界相手じゃそりゃ違って当然だろう。
日本ではそれほど馴染みがないけど、海外では大人気の商品らしく、留学先でハマって帰って来る人もけっこういるとか。

こういうのって、最初は珍しいから割と使うけど、だいたい飽きて最後の方はガビガビになっておしまいだったり、次は買わないことがほとんどだけど、これは違う。
あと少ししかないので、たぶんもう1回は買うな。

ちなみに保存料不使用・無着色。
近所のスーパーでは220gで345円だった。
# by adukot_u3 | 2013-02-25 00:35 | グルメ
Googleの検索結果は人によって違う
アメリカの非営利団体 TED(テド)の講演【危険なインターネット上の「フィルターに囲まれた世界」/イーライ・パリザー】を見た感想。

テレビや新聞というのは、間に入った編集の人がフィルターになっていて、それを通した後のものが情報として世の中に出ている。
その点インターネットは、発信元からダイレクトに発信された世界中の情報の中から自由に選べるんだから、テレビや新聞よりも幅広い情報を集めることができる。
インターネットって素晴らしい!
以前はそう思っていた。
ところが最近のネット環境はそうではなくなっている。

「どんなOSを使ってるのか?」とか、
「ブラウザは何を使ってるのか?」とか、
「どこからアクセスしているか?」とか、
「いつどこで何を買ったか?」など、Googleではなんと57個もの事細かなチェック項目でもって検索結果をカスタマイズしている。

要するに、今は十人が検索すれば十通りの検索結果が表れるというわけだ。
数年前のように、誰がやっても同じようにアクセス数の多いページが上位に表示されるという時代は終わった。
フィルターのかかっていない、誰がやっても同じというプレーンな検索結果が表に出ることはなくなってしまったということだ。

これは由々しき問題だ。
大型書店に行って、「やっぱり品揃えが豊富だなぁ~」と感心しながら本を買って帰ったら、実はそこは書店の一角にある広い「書店員のオススメ本コーナー」だった、みたいなものだから。

バランスをとるために、たまには興味のないものや嫌いなものも見たりしたいのに、ネットではだんだんと難しくなりつつある。
どうりでどう考えてもアクセス数の少ないページが、わたしが検索した時だけ上位に来ると思ったよ。
こういうカラクリだったのか。

更に問題なのは、どういう情報が削除されたのかが自分ではわからないこと。
このプレゼンやってる人は、あらゆる政党にアクセスしたいのに、たまたま一時期ひとつの政党にアクセスが偏ったら、Facebookからその他の政党の人が削除されてしまったという。
これは問題と言うより危険な情報操作に当たらないだろうか。

「知らない」ということは、その人にとって「ない」とおんなじことだ。
だから、ネットの検索でいろんなことを「知る」ことは、その人にとって「ない」が「ある」に変わる画期的なことだった。
それが今は、検索結果の「ある」に、フィルターをかけて再び「ない」ものにする。
今までは、そういう情報が脇にオススメ商品としてぐるぐる回ってる程度だったから、ウザいけどまいっかと思えたが、それが検索結果にまでガッツリ入り込んでいるとなると穏やかではない。
「ある」「なし」を握られてるってなんか怖い。

2年前にYahooJAPANがGoogleの検索エンジンに乗り換えたことで、日本で使われているメジャーな検索エンジンはGoogleだけになった。
そのせいでGoogleとYahooの検索結果の違いは、「そこにどういう個人フィルターをかけるか」だけになったわけだから、差別化を図るためにも、より一層フィルターが重要になってくるだろう。

今までネットは自分の世界や価値観を広げるツールだった。
でもこれからは、知らないうちにフィルターに囲い込まれて、実はそこでぐるぐるしているだけなのに、広がったと勘違いする自己満なことにもなりかねない。
そう言えば、夏にGoogleがプライバシーポリシーを変えたと言ってたっけ。

プレゼンやってる人は、フィルターをかけるなら、その種類とON/OFFをアクセスする側がコントロールできるようにするべきだと訴えているが、そんな親切なことしてくれるだろうか。
# by adukot_u3 | 2013-02-24 18:37 | IT
インタビュー『女性として、外交官として』マデレーン・オルブライト(元米国務長官)
女性初のアメリカ国務長官だったマデレーン・オルブライト氏のインタビュアーとの質疑応答形式の講演。【テキストつきDigital Cast


オルブライトさん、面白すぎ。
もちろんただ面白いだけじゃなく、アメリカ初の女性国務長官だから相当なキャリアもあって、その上で女性であるがゆえの理不尽なことを実際に色々と経験したからこその説得力なんだろうけど、女性の社会進出というシビアな問題をこうも率直に、しかもユーモラスに語れる人は、なかなかいないと思う。

ヘビのブローチ
湾岸戦争後に大使として出席した国連の制裁決議でサダム・フセインを中傷したことで、バグダッドの新聞に「希代のヘビ」と書かれると、次の会見には早速ヘビのブローチをつけて行き、記者達から
「なぜヘビのブローチをつけているのか」
と聞かれた答えが
「サダム・フセイン氏がわたしをヘビに喩えたから」。

女性は往々にしてこういうことをされるとキーッと感情的になりがちなのに、オルブライトさんはお笑いの人みたいに飄々としていてユーモラスだ。

もっとすごいのは、メディアに服装についてあれこれ批判されることを逆手にとって、それ以降、ブローチをメッセージ代わりに利用していることだ。
女性問題について語るというこのインタビュー時につけていたブローチに込められたメッセージは「ガラスの天井を破る」だそうだ。
また上手いこと言うなぁ。
日本の女性政治家も、これぐらいしたたかに行ってほしいもんだな。

仕事と家庭の両立
女性初の国務長官となってされた、
「国務長官と 同時に母や祖母として子育てを行うことをどうやって両立させたのでしょうか?」
という質問には
「女に生まれて60年ですが 国務長官には数分前になったばかりですから」。
…座布団あげたくなるな。

G7
先進7ヶ国のことじゃない。
当時の世界の女性国連大使7人(Girl Seven)をシャレでそう呼んでいたらしいが、183ヶ国もあるのに、女性大使が7人だけってやっぱり少な過ぎるなぁ。
でも、たった7人でも国際戦犯法廷に 二人の女性判事をつけて、「レイプが戦争兵器であり 人間の尊厳に反するものである」と明らかにすることができたのだという。
数は少なくても、志のある女性政治家が重要なポジションに就けば、しくみって動くんだな。

レイプが戦争兵器ということについては、わたしも思うところがある。
昔、靖国神社の隣にある遊就館で見た特攻隊員の手紙の中に
「妻と母が蹂躙されることのないように自分は特攻に行く」
と書いたものがあった。
国とか天皇を守るとかは表向きのことであって、やはり実際はこうなんだなと思った。

戦場とは人が獣になるところ。
人を殺し人を喰い人を陵辱する。
いっとき、ごく一部の人が経済的に潤うだけで、国単位で長い目で見れば経済的にも何も得なことはひとつもない。
それどころか、精神的なダメージを負った人は同じように精神的ダメージのある家庭を作りやすいから、国の将来まで危ぶまれると思う。

地獄には 助け合わない女性専用の場所がある
これが私の座右の銘って…笑かすなぁ。
まじめな話、共感力のある女性は何らかの合意を得られるような手法を取ろうとするから、国際会議などの場で女性がたくさんいると、話し合いの論調が変わり、結論も変わるとオルブライトさんは考えている。
でもそれは、全世界を女性だけで運営すればもっとよくなるということではない。
そういう人は、高校時代のことを忘れてる人なんだとか。
爆笑。
またこういう本質的な問題を上手にたとえるなぁ。

国家安全政策とは単なる外交政策じゃなく、ぶっちゃけ軍事予算とか国の借金をどうやって減らすかということだ。
女性は、少なくとも男性よりは事を荒立てないで平和的に解決しようとするから、女性の集団が色々な外交政策の地位にいれば、自分の国の予算決定の時にも助けあうだろうことは想像がつく。
オルブライトさんは、女性を訓練して行政にかかわるようにし、政治的手段をどうやって駆使するかを理解させることが必要だと言う。
実際に女性候補を支援する団体の会長さんでもある。

女性同士でモメてる場合じゃない
女性の社会的地位を上げるためにも女性は助け合わないとダメなのに、女性には女性を批判してお互いを後ろめたくさせる癖がある。
「罪悪感」はすべての女性のミドルネームだとオルブライトさんはいう。
わたしは、女性が女性を攻撃する原因は、女性には母性本能があるとか、家事に向いてるとか、そういうファンタジーな決めつけで苦しめられた女性が、そうじゃない女性に対して恨みをぶつけるせいだと思う。

母性本能なんて初めっからあるわけないし、ずっとない人もいる。
家事だってやってるうちに慣れるだけで、好きな人はそんなにいない。
純粋に家事好きな人というのは、人類最後のひとりになってもきれいに掃除したりマメに料理を作る人のことを言う。
でもそんな人はまずいない。
そんなの、ひとり暮らしの婆さんたちが、田舎のスーパーの惣菜売り場にたくさんいるのを見ればすぐわかることなのに。

オルブライトさんは、チェコスロバキア時代のプラハ生まれ(ユダヤ系)。
大戦中はイギリスに避難していたからナチスのホロコーストは免れたものの、親戚多数が犠牲になっている。
戦後、共産化したチェコからアメリカに移住。
こんな紆余曲折を経ての初の女性国務長官だから、相当な人なんだろうな。
じゃなきゃこんな貫禄出ないだろう。
# by adukot_u3 | 2013-02-23 21:58 | 政経・社会
自分たちで電力会社を作っちゃったドイツの村と太陽光発電の実情
『時任三郎 世界エネルギーの旅』という番組で、脱原発のために、自分たちで電力会社を作って自分たちで電気を起こしているというドイツの村のことをやっていた。
というかそれをYouTubeで見た。
この人、いっとき見ないなぁ~と思っていたら、なんか最近ちらほら見るようになった。
どうしてたんだろうと思ったら、子どもをのびのび育てたいからと家族とともにニュージーランドで生活していたらしい。
そりゃ見ないわけだ。


このドイツの村みたいなことにはすごーく憧れる。
でも、陸続きのヨーロッパと違って日本は、なんかあっても隣の国から電気を借りるというわけにはいかないから、エネルギーシフトはなるべく確実に慎重にやらないとダメだ。

ちょうど猪瀬東京都知事が、なかなか普及しない家庭用太陽光発電のために、自ら事務所に太陽光パネルを設置しているというニュースをやっていた。(東京新聞・猪瀬知事「僕の皮膚感覚」で政策 太陽光普及へ蓄電池補助
正直なところ、猪瀬都知事は雰囲気が辛気くさくてあんまり好きじゃないが、こうやって自分でやってみようとするところはいいと思う。
日本も徐々に、こうやって家庭用の太陽光発電が進んで行くんだろうなと思っていた。

ところが、なんとエコ先進国のドイツでは、約8600億円もの補助金を出して太陽光発電の大量導入には成功したものの、年3%程度の不安定な電気しか発電できなくて、全量固定価格買い取り制度の大幅な見直しがされたという。(先人に学ぶ ~ドイツの太陽光発電導入政策の実態~/国際環境経済研究所主席研究員・竹内純子氏
電気代と供給が不安定なせいで、実際に国を出て行ったり出ようと考えている企業もあって、「太陽光はドイツの環境政策の歴史で最も高価な誤りになる可能性がある」とも言われてるらしい。

ドイツが太陽光で成功すれば、日本も効率よくノウハウが吸収できて、原発を減らした分の電気もフォローできると期待してたのに…。
日照時間とかしくみとかいろいろ違いはあるから、日本も全く同じ結果になるとは言えないが、ドイツではこんな状況になっているということをわたしたちは知った上で、太陽光発電について考える必要がある。

でも、決して太陽光発電が悪いわけじゃない。
ただ電気は溜めておけないから、需要と供給のバランスをとるのが難しいのだ。
電力が少な過ぎると停電になることはもちろんのこと、なんと多すぎても周波数のバランスが崩れて停電に至ることもあるそうだ。
む、む、難しい…。

でも、ということは逆に火力や水力と不安定な再生可能エネルギーの組合せを、需要に合わせて上手にコントロールできるようになればイケルということでもある。
今はちょっと躓いた感じだが、脱原発をいち早く宣言し、ロールモデルのない道をガシガシと進んで行くドイツはやはりさすがだと思う。

冒頭で触れた時任三郎さんだが、おじさんが『時任学園』という学校を経営している。
定員わずか15名の全寮制で6年一貫教育(来年から通学も可らしい)、起床5:30という、どう考えてもわたしにはムリな学校だ。
ひと昔前な手作り感いっぱいのホームページを見れば、なんとなくこの学校の雰囲気がわかる。
子どものためにニュージーランドに移住した時任三郎さん、『時任学園』を経営するおじさん、時任三郎さんが訪ねたドイツの自立した村。どれも根底に流れるものが似ている。
マザーテレサが言った「思想が運命をつくる」と言う言葉そのままだなと思う。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

マザー・テレサ

# by adukot_u3 | 2013-02-23 06:42 | エネルギー
「こどもの城」閉館
老朽化と全国にも児童館が整備されたことを理由に、青山にある国立総合児童センター「こどもの城」が2015年3月末で閉館になるらしい。(日経新聞・渋谷「こどもの城」閉館へ 老朽化で

(C)harachang
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ちょっと待った!
こんな楽しいところを、なんで閉館にするかなぁ。
原発みたいなハードな施設は40年超でも引き続き使うくせに、都会の大人しい子どもが遊んでただけの施設を30年で老朽化って…やっぱり金か。

わたしには子どもはいないけど、いとこの子どもをしょっちゅう預かったので、こどもの城なんて何十回行ったか知れない。
子どものいるお母さんよりも子連れであちこち行っていたと思う。
田舎育ちのわたしとしては、田舎というところの弊害も痛いほどよくわかってるので、東京の外れに住む子どもには、田舎と都会をバランス良く経験して、それぞれのいいところと悪いところを早くにわかって欲しかったのもある。
わたしが、こどもの城がどこの子ども向けの施設よりも充実していてプログラムが面白くてバランスがとれて洗練されていると思うのも、そんな経験からくる。
それに、なによりも渋谷のど真ん中で、子ども400円、大人500円であんなに楽しめる施設はたぶん全国にもないだろうと思う。

音楽のコーナーでは、メジャーなものから民族楽器まであらゆる楽器を直に触って演奏できたり、大きなホワイトボードの落書きコーナーでは、描いた後に上から水が流れて来て消えて、すぐにまた描けるという子どもにはたまらないしかけがあった。

工作のコーナーでは、参加できるのが子どもだけで、親は部屋の外でただ様子を伺うしかないという、子どもも親もたいそう鍛えられるプログラムがあったし、パソコンルームでは何十台ものパソコンが自由に使えて、そこでイラストを描いたり、名刺やポストカードを作ったりができた。
パソコンルームには、ITに対するヘンな苦手意識がつかないうちに、パソコンなんてちょろいもんだと思わせるためによく通った。

そのほか、室内アスレチックがあったり、地下にはプールや小さな映画館もあって、屋上にはバスケットコートまであった。

そこには勉強とも習い事とも違ういろんな勉強や経験ができるチャンスが集約されていて、さすが都会の児童館は違うなぁと田舎ものの私は、いたく感動したものだった。
子どものためと言いつつ、半分は自分のために行ってたようなものだった。

閉館の理由のひとつ、「民間のテーマパークに人気が移った」というのはなんとなくわかる。
「こどもの城」には、自分からプログラムを楽しもうとする意識と少々の知恵が必要だ。
プログラムもその自主性の部分を意識して作られているので、楽しいか楽しくないかは自分自身によるところも大きい。
それに対して、民間のテーマパークは、テレビやゲームのように、予め設定されたいくつかの結果のパターンを「選択」することで、あたかも体験したかのように錯覚させ、最大多数の人に楽しいと思わせる技に長けているからだ。

なんだかんだ言っても、実際に来館者は減ってるので、見直しは難しいだろう。
わたしとしては、子どもを親から離し、一個人として他人の大人と接し、他の子どもとは違う自分オリジナルなことをしたりモノを作ったりという、日本では珍しいぐらいに主体性を重んじたプログラムがなくなってしまうことが寂しく、そこに重きを置かれなくなったことが残念でならない。

今思うと、「ディズニーランド」嫌いで「こどもの城」好きな、偏屈なおばさんとの日々は、果たして彼女にとって有意義なものだったろうか?
ま、将来社会に出て、周りに偏屈な人が出現したときにでも、その経験が役に立ってくれればと思う。

こどもの城、青山劇場、青山円形劇場の存続を願う有志の会、署名キャンペーン
# by adukot_u3 | 2013-02-19 21:14 | 日々雑感
マイ箸はホントにエコなのか?
f0046622_1858855.jpgエコのためにマイ箸を買った。
実はエコとか関係なく、単にこういう携帯モノが好きという理由もある。
旅先でスプーン・フォーク付きのアーミーナイフを使うときなんてワクワクする。

かつて「森を破壊する」と言われていた割り箸が「間伐材で作ってるから林業のためになっている」と言われるようになり、じゃぁマイ箸なんて要らないんじゃんと思っていたら、「今は割り箸を作るために木を伐採しているからやっぱり森を破壊している」と言う。

買ったはいいが、ホントにそうなの?と怪しく思えて来た。
せっかく買ったマイ箸が、エコにつながらないんじゃ意味ないので、そのへんハッキリさせるために、実際どうなのか調べてみた。

膨大な日本の割り箸消費量
  • 消費量 年間230億膳(1人当たり約200膳/年)
  • 木の種類 カバ、エゾマツ、アスペン、シラカバなど北方木材(熱帯林を破壊していると非難されがちだが、熱帯林は組織が弱くすぐ折れてしまうので使われない)
  • 単価 3~4円/1膳
熱帯林が使われてないとは意外だった。
でも、安い店ですぐ折れるやつあるけど、あれが熱帯林なのかな?
1人で2日に1膳以上って使いすぎだな、やっぱり。
単純に考えても、日本の林業の間伐材でまかなえる量じゃないのはわかる。

国産割り箸は総需要の6%
「間伐材を使ってるから森が破壊されず、逆に林業に寄与している」というのは、国産の場合に限ってはあながち間違いではない。
でも、その国産のものは杉や檜を使った高級品(数十円/1膳)しか採算が取れなくなっている。
ちょっと高いお店で見かける「天削(てんそげ)」という、箸のてっぺんがナナメってるあれだ。
国産割り箸は総需要のわずか6%にしかならないらしい。

日本の割り箸はほとんどが中国産
ファストフード系の外食産業やお弁当屋さんが増えて、日本の割り箸消費量も激増。
ほとんどが安い中国製の割り箸となっている。
中国ではコストを下げるために、手間のかかる間伐材を使わず、木を一斉に伐採して丸ごと割り箸にするので、供給する限り中国の森林は破壊され続ける。

百歩ゆずって丸ごと割り箸にするとしても、ちゃんと植林でもすれば、ゆくゆく割り箸がダメになったとしても木材として売れる資源になるんだから、産業としては成り立つのに。
でもまぁ、あの広い国土であの国民性には、数十年先のためにちまちま植林するという発想が馴染みじくいのも容易に想像できる。
植林事業も立ち上がってはいるものの、成果はほとんどないらしい。

でまた、日本向けに作った割り箸の中のいわゆる傷モノが中国国内に出回って、そのせいで今まで割り箸を使わなかった中国人までが使うようになって、さらに割り箸需要が増大⇒森林破壊促進という事情もあるらしい。はぁ~。

森には、洪水を防いだり、渇水を緩和したり、水を浄化したり、土砂の流出を防いだり、地球温暖化を防いだり、憩いの場を提供したりと様々な機能がある。
このまま行けばそれらを失ってしまうことは、普通に考えればわかることなのに、目先の利益の前に思考が停止し、

貧困→外貨獲得のため資源を輸出→環境破壊→生産力低下┐
 ↑                                     │
 └←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←┘

このループから抜け出せなくなる。
心理学では「否認」(不利な事実を見ようとしないで正当化すること)と言うらしい。(「否認」の心理/秋田県立リハビリテーション・精神医療センター)

結論
結局のところ日本の割り箸は、コストに負けて間接的に他国の森を破壊しているのが現状だ。
割り箸がダメだと言うわけではなく、お惣菜やカップラーメンやら、なんでもかんでもにやたらと割り箸をくっつけるのが問題だと思う。
でもこの風潮はそう簡単には変わらないだろうから、やっぱりマイ箸は携帯することにする。

マイ箸がホントにエコかどうかはともかく、個人的に使い捨てという発想自体があんまり好きじゃない。
ましてや何十年もかけて育った木を、いっときモノを食べるために使ってあとは捨てるのは気が引ける。
うちでは仕方なく使った割り箸は、せめてもの抵抗として焼き魚用に使い倒してから捨てている。

でも、便利な割り箸がここまで浸透してしまうと、この先例え日本の林業が栄えたとしても、その間伐材だけでまかなえる量に留まるわけがない。
テーブルにちょっと水がこぼれただけで、2枚3枚と平気でティッシュを使ったり、デパートのトイレのペーパータオルを何枚も使う人を見ていていつもそう思う。
べつにとりたててエコを気取っているわけではなく、多分に田舎者なのと、明治生まれの厳しい祖父の下でハタかれて育つと嫌が応にもこうなってしまうのだ。

森林破壊と原発は似ている
この状態、目先の経済に目がくらんで、このまま行ったらどうなるかを考えないのって、まさに原発とソックリ。
木材は、植林費用込みが本当の値段なのに、安くするために後々の山林の危険を無視した値段で資源を切り売りしている。
一方、原発は廃炉や万が一の賠償費用込みが本当の値段なのに、安くするために安全神話を作りあげて、未来を切り売りしている。
この2つに限らず、わたしたちはあらゆる局面でこの超えてはいけない一線を超え過ぎて、もう戻れないところまで来てしまったなぁと思う。

なんか「マイ箸がエコなのか?」を知りたかっただけなのに、すごいとこまで来ちゃったな。


参考サイト
割り箸から見た環境問題 2006/東京三四郎(環境問題の解決を目指す東大の学生・卒業生を中心とした団体)
# by adukot_u3 | 2013-02-18 18:57 | 環境
旧東海道MAPS(マップス) 第1回
f0046622_182434100.jpg古地図好き、歴史好き、酒好きという共通な趣味を持つ友人Eちゃんと、久々に散歩をした。
Eちゃんとの散歩は、通称・MAPS(マップス)と呼んでいる。
行き先はゆくゆくは京都三条大橋。
というのも、かねてよりわたしたちには、暇のある時に飛び飛びでいいから徒歩で旧東海道を踏破したいとの野望があって、この日は記念すべき第1回だった。

(C)Aimaimyi
f0046622_6594130.jpg
お天気はいいものの、あいにく寒くて風がものすごく強くて、コンディションはあんまり良くなかった。
真冬の2月なんだから当然か。
以前に皇居散策をしたときも、突然ひょうが降って来て、びっくりしたことがあった。
MAPSはあんまりお天気運に恵まれないのだ。

途中、あちこち立ち寄ろうと考えていたのに、寒いのと風がすごいのとで街道脇にあるもの以外はほとんど寄れずじまい。
それにあんまり寄ってると前に進まないので、ちょっと時間をとったのは、芝大神宮と鈴が森の刑場ぐらい。
鈴が森では、処刑される人と家族が泣いて別れを惜しんだという「泪橋」という小さな橋が印象に残った。
写真を撮ろうかと思ったが、なんか写るとヤなので止めといた。

それに、磔にされて串刺しとか、火炙り、斬首など、残虐な処刑がここでくり広げられていたんだなぁと思うと、あんまり写真を撮る気にもなれなかった。
江戸時代なんて今よりももっと冤罪とか多かっただろうし、無実の罪で泣く泣く処刑されて行った人の気持ちを思うといたたまれなくなって、自然と合掌してしまう。
こんなとこ何が出てもおかしくないと思ったら、やはり実際に心霊スポットとしても有名らしい。

たしかに残虐ではあるけれども、それによって治安を維持するという目的もあるから、いた仕方ない部分もあったんだろう。
昔、明治大学の刑事博物館というところで見た海外の拷問器具の数々は、日本のなんてまだかわいらしいと思えるぐらいにえげつなかったものな。
こういう歴史があって今の刑法があり、今の平和もかつての戦争あってのもの。
ないがしろにしたらバチが当たるな。

鈴が森を出たあたりから足が痛くなって来たので、残存体力と距離とを考えて、最終地点を梅屋敷に決める。
昔、「アド街ック天国」で商店街が充実しているというのを見たことがあったからだ。
梅屋敷界隈の京急は、最近高架化されたばっかりで、駅が真新しくてきれい。
商店街(ぷらもーる梅屋敷商店街)も、実際に140店舗もある結構充実したところだったが、もはや体力が尽きて歩き回ることができなかったのが残念。
飲み屋を探す元気もなく、第1回は白木屋系の居酒屋で〆た。

どれぐらい歩いたのか、ネットで調べてみた。
  • 出発場所 : 日本橋
  • 出発時間 : 午前10時〔♪お江戸日本橋七つ(午前4時)立ち~しようと思ったが、そんな時間に電車は動いていないのでムリだった。この唄、童謡みたいなものだと思っていたら、後から調べたら女郎がどうしたこうしたとけっこうエロい歌詞で笑った〕
  • 最終地点 : 京急・梅屋敷駅
  • 距離 : 15.6km(20キロは歩いたと思ったけど意外と少ない)
  • 時間 : 7時間(途中、お昼とお茶の時間を含む)
  • 歩数 : 19,453 歩(ネットでは80cmとして換算しているようだけど、もっと狭いから2万歩は行ってるはず)
  • 消費カロリー : 1018 kcal (中ジョッキ5.2 杯分になるらしい。でも最後にけっこう飲んだから意味ないかも^^;)
ルート
f0046622_639568.jpg



例のごとく数日経ってから筋肉痛が出るのかと思ったら、意外と次の日から出た。
足はたしかに痛いが、それより意外に痛いのが下腹の腹筋。
心なしかおなかも引き締まった感じがする。
今までのMAPSは散策がてらだったので、ここまでガッツリした距離を歩いたことがなかったが、こうやってガシガシと1万歩以上歩くというのは、ただ歩くのとは全然違うんだということを実感した。

江戸時代は、普通に1日で戸塚あたりまで(約40km)行ったというから昔の人はすごいな。
# by adukot_u3 | 2013-02-17 06:37 | 散歩・旅行
放射能フリー・ラーメン
鎌倉にほど近い由比ケ浜にある「らーめんHANABI」では、スープと麺の放射能測定をし、不検出という測定後も、食材の産地を限定して使っているという。
結果は、店主の奥さんのブログ上で公表されている
食べログでも3.54という高得点のお店だから、こんなことしなくてもお客さんはたくさん来るだろうに。

「放射能を気にする事は、私たちにとっては食中毒を気にすることと同じ」
こんな素晴らしいポリシーの下に作られているにもかかわらず、風評被害などと攻撃されてしまうかもと店内での掲示に踏み切るには勇気がいったと言う。

原発事故当初、わたしもツィッターでつぶやいていたら、知らない人から「おまえには電気使わせない。死んでしまえ」というメールがわざわざ携帯にまで来てビビったが、お店をやっていれば、いろんな人が来るだろうから、いわれのない中傷とかもあったりするんだろうな。
実際、ホームページの中のいったいどこに放射能のことが書いてあるのか探すのにひと苦労なぐらい控え目にしか書いてなくて、かなり逡巡した様子が伺える。

風評被害とは、安全なのに生産者が買い控えに遭って困ることを言うのであって、本当に放射能が検出されるような食材は即座に破棄し、その分は賠償すべきものであるはず。
そこがぐずぐずになってるのがそもそもおかしいのに、なんで安全なものを提供しようとする人が、それを公表することを躊躇しなきゃならないのか…。
この国にはびこる、こういうとんちんかんな空気にはもうあんまりびっくりしなくなったが、こうして自分たちのできる範囲で少しでも抗おうとする人たちがいることを知ると、ちょっと元気が出る。

あー久々にラーメン食べたくなった。

田中龍作ジャーナル・行列のできるラーメン店は放射能対策済み
# by adukot_u3 | 2013-02-16 06:05 | 震災・原発
「自衛隊」を「国防軍」にする理由
f0046622_1917371.gif安倍総理が憲法を変えて「自衛隊」を「国防軍」にすると言っている。
これについてわたしは大きな勘違いをしていたので忘れないよう書き留めておく。

ジュネーブ条約の保護を受けられるようにするために「軍」にするというのはウソ
物事やしくみを変更する場合、
  1. 今のままでは都合が悪いから変える
  2. 今のままでもいいけど、変えた方が便利だから変える
という2つの場合がある。

わたしは軍にする理由は1だと思っていた。
安倍さんが首相になったときに、「憲法を改正して自衛隊を軍にして、ジュネーブ条約の保護を受けられるようにする」と言っていたから、あんまり気が進まないがそういう事情があるなら仕方ないと思ったのだ。

ジュネーブ条約とは、戦争(武力紛争)に際し、戦闘行為に参加しない民間人や、戦闘行為ができなくなった人びと(捕虜、傷病者など)の保護を目的としてつくられたもので、捕虜に対しては以下のように決められている。
ジュネーブ条約
「捕虜」(軍隊の構成員で敵の権力内に陥った者)になった場合の処遇
  • 常に人道的に待遇しなければならない
  • 尋問は肉体的・精神的拷問を加えてはならない
  • 食糧は良好な健康状態を維持する質と量を与えなければならない

実際にはアブグレイブ刑務所のように、女性捕虜へのレイプや虐待が日常的にされていたところもあるから、条約によって全ての捕虜の安全が保障されるわけではないが、少なくとも条約の保護すらない無法地帯に自衛隊をみすみす行かせるわけにはいかない。
だから「国防軍」にするんだと思っていた。
ところが、それはわたしのおめでたい勘違いだった。

国際法〔ハーグ陸戦条約(1899年〕)上の軍隊の定義はこうなっている。
軍隊とは・・・国際法上交戦権を有する存在
  1. 指揮官がいる
  2. 公然と武器を掲げている(隠し持ってない)
  3. 遠くからでもわかる記章をつけている(自衛隊の場合旭日旗)
  4. 国際法を遵守する

要は、ルールに則った国を守る実力組織であればもはやそれは軍隊であり、『国際社会からは「自衛隊=日本の軍隊」と見られていて国を守る力も十分にある』(前防衛大臣・森本敏氏)。
だから自衛隊は今のまんまでも立派な「軍隊」であり、ジュネーブ条約の適用範囲内なのだ。
安倍さんのウソツキ。

最近、政府の手口がだんだんわかってきた。
だいたいこういう、ぐぅのネも出ないような尤もな理由がある時は、往々にしてそれが理由じゃなく、裏に企みが潜んでいることが殆どだからだ。

ちなみに、自衛隊には軍法(軍隊を取り締まる特別な法律)会議がないから軍じゃないという説もあるが、それはどうしても自衛隊が軍だと言いたくない人たちの詭弁だ。
「ドイツやオランダ、ベルギーの軍隊には軍法会議はない。軍隊に会議の必然性はない」(軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏)
これはどう説明するのか。
シロウトだからわかんないだろうと思って適当なコト言うんじゃないよ、まったく。

ここまでで、
  • 自衛隊は国を守る力のある軍隊である
  • ジュネーブ条約の適用も受けられる
  • 軍法のあるなしは国防力とは関係ない
ということがわかった。
じゃあなんでわざわざ「国防軍」にしなきゃならないのか?

「国防軍」にする理由はアメリカの要請
軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏によると、国防軍にするのは「自衛隊のステータスの向上と、憲法の歯止めを取っ払って海外に出やすくするため」らしい。
たしかに憲法を改正して軍にしてしまえば、特措法みたいな面倒くさい法律をいちいち作らなくても簡単に派兵できる。
結局はアメリカの要請なんだな。

敗戦で軍事力を取り上げられたと思ったら、警察予備隊を作らされて、それが保安隊から自衛隊になって、基地と金を出せと言われて、それを吊り上げられるままに出してたら、今度は世界で一緒に血を流せと言う。
戦後の日本はまるでアメリカの言いなりだな。

今まではアメリカが草案を作った日本国憲法があったせいで歯止めが効いていたが、それをまたもやアメリカの要請によって外しにかかっている。
しかもさも日本に国益があるかのように装って。
アベノミクスとか言ってうかれてる場合ではない。
このたびの選挙でみんなが選んだのは、そういう政権だということをわたしたち自身がもっとちゃんと知らなければいけないと思う。

個人的には憲法改正を議論することについては吝かではない。
日本がいくら世界平和を望んでも、世界には魑魅魍魎がいて、いつもどこかで戦争が行われている。
だから、戦争をするために軍備をするのではなく、戦争をしないために軍備を整えておく必要があると思う。

とはいえ、現政府の根底にはいつも対米従属思想というヨコシマな下心がある。
そんな人たちに国民の権利を守る憲法を改正なんてさせたら、確実に戦争をするために軍備を整えるという、アメリカに都合のいいようになるに決まってる。
政治家がそこまで考えていないとしても、必ずなる。
だって日本は戦後、アメリカに都合よく動かなかったことなんてないんだから。

とりあえずジュネーブ条約が適用されることはわかったので、自衛隊をどういう扱いにするかは、べつに急ぐことはなく、これから議論すればいいと思う。
それまでは面倒くさくても何でも、いちいち法律を作って対処すればいい。
憲法という枠の中でさえここまでアメリカに都合よく動く国なんだから、それを取っ払ってしまったら、それこそ歯止めの効かない国になりそうで怖い。
# by adukot_u3 | 2013-02-14 10:39 | 政経・社会
そらまめ君
環境省大気汚染物質広域監視システム
# by adukot_u3 | 2013-02-12 20:53 | 当世サバイバルマニュアル
隣家全焼
と言っても宍戸錠さんちではない。
わたしの実家のお隣が火事になって全焼したのだ。
幸い家と母は無傷で済んだが、世の中いったい何があるかわからない。
宍戸さんちのご近所のように延焼していたら、呑気にブログなんて書いてられないところだった。

宍戸さんちは放火と言われてるが、うちのお隣はどうも天ぷらを揚げた後、きちんと火を消さないまま出かけてしまったらしい。
ついうっかりして、あとでキモを冷やすような経験は、誰でも一度や二度はあるだろうから、本当にひとごととは思えない。
誰もいないしーんとした家の中で油に火がつき、メラメラと燃え上がって家に燃え移る様子を想像するだけでゾッとする。
この寒空の中、家を失くしてしまって本当にお気の毒だが、実家が近所だということもあって、当面はそこに身を寄せることができるらしい。

うちにも火事見舞いということで、銀行や建設会社からお酒やらタオルやらが届いた。
そういえばうちの母が入院したときも、近所の人や同級生のお母さんが病院に寝泊りするわたしにお惣菜をたくさん届けてくれたっけ。
なんでもないときはわずらわしいと思ってしまう田舎の人間関係だが、それは困ったときのための保険のようなものなんだなと、今回つくづく思った。

故・ナンシー関さんと放送作家の町山広美さんによる『隣家全焼』という本がある。
これを見たとき、なんちゅー不吉なタイトルをつけるんじゃと思ったが、まさか自分がその隣家全焼に遭うとは。
これからまだまだ寒さは続く。
とりあえずは火の用心。
# by adukot_u3 | 2013-02-09 09:26 | 事件・事故
AKB丸坊主謝罪会見
AKBメンバーのひとりがお泊りをスクープされ、丸坊主にして謝罪した。
ただそれだけのことなのに、なんだか大騒動になっている。

この子はお泊りでファンをがっかりさせただけでなく、丸坊主にして二重にファンを悲しませたうえに、相手の男まで騒動に巻き込んでいる。
まったくもって自分勝手な女だ。
そもそも、数ヶ月もすればすっかり元通りになる髪の毛を剃るのが謝罪になること自体、わたしには理解できない。

某プロデューサーによると、AKBは恋愛禁止ではないらしい。
そういう空気を作っているのは実はファン自身なのだ。
彼女たちに夢を抱くのはけっこうだが、いいかげん目覚めないと。
AKBなんて全員お泊りしてるって。
でもきっと目覚めない人は一生目覚めないんだろうな。
目覚めたくなんてないからAKBのファンなんだろうし。

昔いた会社に、
「おばあちゃんが聖路加病院に入院してて、治療費稼ぐのに大変なんだって」
とキャバクラの女の子に貢ぎ続けている人がいたが、今回のことで、そのときのことを思い出した。
あの人もたぶん一生目覚めない系の人だろう。

この一件はヤラセとも言われている。
なるほど、AKBなんて公開キャバクラみたいなもんだから、ヤラセじゃないコトがある方がおかしいのかも知れない。
今どきの若い(それも)女の子に「丸坊主=謝罪」なんて感覚あるのも、よく考えたらヘンだ。
やはりバックヤードのオヤジたちの入れ知恵だろう。
わたしも目覚めないとな。

こんなニュースを文春はスクープと言い、NHKのニュースでも取り上げたというんだから、プロデューサーの思うツボ。もはや世も末だな。
# by adukot_u3 | 2013-02-07 06:48 | 日々雑感
140字で綴る鉄旅の記憶
鉄道関係の団体が毎年やっている『鉄旅オブザイヤー』というイベントがある。
旅行業者が企画した鉄道旅行の中から、企画性やオリジナリティの高い、優れた「作品」を表彰するというもの。
わたしは旅行業者ではないのでそちらには参加できないが、「140字で綴る鉄旅の記憶」というショートエッセイを同時に募集していたので試しに応募してみたら、これがなんと佳作に引っかかった。
これがそのときのツィート。
f0046622_124627.jpg


140字というのはツイッターの文字制限のことで、応募は「#(ハッシュタグ)」を使ったツイッターに限るというところに興味を惹かれた。
そもそもの動機が「応募がてら今ひとつわかってないツイッターの練習をしてやれ」と、「能登線という路線がかつてあったことをアピールできたらいいな」だったから、その2つが叶えられてうれしい。

『鉄旅オブザイヤー』の授賞式は鉄道博物館で行われた。
「スライドでご紹介できますので思い出の写真などありましたらお送りください」との主催者側からの連絡でわたしが送ったのがコレ。
f0046622_121811.jpg


イベント的には、もっと心温まる写真の方がよかったのかも知れないが、この枕木もレールもない、赤茶けた石ころが延々と続く細長い道を目の当たりにして感じた「ほんっとにもう線路はないんだなぁ。汽車は走らないんだなぁ」という、諦めと切なさとその他もろもろが入り混じった複雑な気持ちを、いつか人に言いたかったというのもある。

もっとも、そんなものはたぶん物心ついたときには高度成長期だったわたしの世代の思い過ごしだ。
都会から移り住み、戦争を経て、線路が出来てから無くなるまでを見ていた亡くなった祖母ならきっと、「時代が変わっただけのことや」とあっけらかんと言うだろうな。
# by adukot_u3 | 2013-01-26 01:23 | 散歩・旅行
体罰について考えてみた

大阪の高校のバスケ部キャプテンが自殺した。
教師の体罰が問題と報道されているが、ひとりを集中的に殴るのは体罰じゃなくもはや暴力、いじめだと思う。

本来、人を殴れば暴行罪、怪我をさせれば傷害罪になる。
学校教育法11条にも体罰は禁止されているのに、「愛情ある教育上の指導」に限って今まで許されてきた。

しかし「愛情ある教育上の指導」には科学的な根拠がない。
それに愛情のあるなしは傍から見ていてわからないし、例えあったとしても、どこまでが愛でどこからが暴力かが曖昧だ。
たまたま虫の居所が悪くてカッとなったとか、元々性格的に激昂しやすいとか、そういう個人的なフラストレーションの発散と「愛情ある教育上の指導」との線引きができない以上、原則に戻って「暴力」とするしかない。

高校のときバスケ部だったわたしは、とある試合のハーフタイム中に、サイドラインに並ばされた相手チームの全員が、監督に一人づつ往復ビンタされているのを見て超ビビった。
それは叩かれた選手が思わずフラッとするほどすさまじいもので、騒がしかった試合会場が一瞬、しーんと静まり返るほどだった。

うちのチームが思いのほか善戦していたので、強豪と言われる相手チームの監督としては「しっかりしろ」と喝を入れたかったんだろう。
善戦と言っても、強豪相手に頑張っているというレベルなので、ひっくり返すには難しいぐらいの点差は開いていたし、力の差も歴然としていた。
にもかかわらず往復ビンタ…。
それが功を奏したのか、後半、相手チームは俄然張り切り出し、逆に勢いを失ったうちのチームは負けた。

それ以外にも試合会場でビビることは多々あった。

試合中にあわや骨折か?という怪我をした選手が、ハーフタイム中におそろしいぐらいのテーピングを施して後半コートに現れたり、相手と接触して脳震盪を起こして救急車で運ばれた選手が、頭にネットをかぶって試合の終盤に選手交代で現れたときには「人間か!」と驚いた。
そういうものを見るにつけ「こんなコマンドーみたいな人じゃないと活躍できないんじゃわたしはこの競技には向いてないな」と思ったものだ。

体育会系の体罰は、チームがいい成績だったり、教師が熱心だったりすると、それが「気合につながった」といい方に解釈されてしまうところが厄介だ。
殴られる本人だけでなく、「ちゃんとやらないと次はわたしが殴られる」とか、「鉄拳に鍛えられたチームに敵うわけない」とか、恐怖からくる周りへの軍隊的な心理効果もある。
しのぎを削る上位チームにとっては、そんな甘チャンなこと言ってられないのだろうが、行き過ぎた体罰には部活ではなくローマの剣闘士のような気配すら感じる。

体罰でスポーツの効果は多少は上がるのかも知れない。
でもそんなのは、頭ではなく反射でモノを考える人のすることで、言葉がわかる人間のすることじゃないと思う。
そんなこと自分もされたくないし、もちろん人にもしたくない。
それに体罰を容認することは、安易に武力を紛争解決の手段とする単純な頭を持った人を作り出す下地にもつながると思う。

そんなこと言ってるわたしだって、現役のときは相手の数々のラフプレーに頭にきて、殴らないまでも後ろからケリぐらい入れてやりたいと毎回思っていた。
でもしなかった。
そうするのが普通だと思っていたから。(ま、フェイントついでに足を踏んづけるぐらいはやったけど^^;)
これについては疑う余地すらないと思っていたら・・・

なんと、「子供には体罰を受ける権利があります」という『体罰の会』なるものがあることを知ってさらにビックリ。
頭にネットを被った人が試合会場に現れたときぐらいの衝撃だ。


この件で、全国大会でそれこそ1、2を争う常勝チームだった同級生の元ソフトテニス部員に聞いてみたら、ボールを投げつけられるぐらいはあったが、体罰の記憶はないと言っていた。
そうだろう、そうだろう。
練習を見ていてもそういった感じは見受けられなかったものな。
その代わり、練習量がハンパじゃなかったという印象がある。
朝、学校に行くともうやっていて、わたしたちが練習を終えて帰るときもまだやっていた。

テニスは貴族階級の遊戯として広まったということ、ネットがあり相手との接触がないこと、ソフトテニスの場合は屋外で人目につきやすいから体罰になじみにくいというのはある。
バスケは、元がアメリカンフットボールやサッカーの屋内版として考えられたスポーツで、相手との接触が多い上に、練習場所が放課後の体育館という閉ざされた場所で人目につきにくいところがネックだ。
やはり閉ざされた場所というのは、指導者の仕方なく…というその仕方なくの「しきい値」がどんどんと低く、エスカレートしていくように思う。
# by adukot_u3 | 2013-01-19 21:31 | 政経・社会
フクシマ─最悪事故の陰に潜む真実
仏独共同の国営放送局であるARTE制作の、福島原発4号機爆発の闇に光をあてた 「フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実
監督:ミヒャエル・ミュラー/ペーター・F・ミュラー/フィリップ・アブレシュ
字幕翻訳:無限遠点
※リンク先に字幕の全文文字おこしあり(このヘッポコブログでは長すぎて掲載不能。おこして下さった方に感謝m_ _m)


オーストリアのウィーン天然資源・応用生命科学大学 ヴォルフガング・クロンプ名誉教授は、この動画で次のように言っている。

『日本のエネルギー政策が無責任です。
最大の過ちはなによりもこれほど地震の多い国に原発を建設したということです。
このような土地に原発はまったく不適です。
どのような地震にも耐えられる安全な設計というのがあるとは思えません。
ここまでは事故が起きても我慢できるとか、ここまではいいことにするなどの計算をするということがそもそもおかしい。
実際に核の事故が起きてしまえば帳消しにできない足跡を、とてつもなく長い時間に渡って残すことになってしまう。
そしてそれは決して許されないことだからです』


(C)Thomas Macht
f0046622_2254930.jpg
私が訪れた数少ない外国のひとつ、オーストリア。
この国はツベンテンドルフ原発が完成したにもかかわらず、その後の国民投票の結果、稼動中止になり、今では憲法に原発禁止を明記している反原発の国だ。

国というのはどこでも必ず色々な問題を抱えているものだが、このオーストリアのように、肝心要なところは外さないでいてくれると、あぁあの美しい街並みや”音楽の都”という形容はマヤカシではなかったんだなと、とりあえず安心する。
最近ではなんと、「果実の芯」をエネルギーに再生する「果物核発電所」というものができているらしい。(一度も使われなかった原子力発電所/西山由美東海大学教授

こうやってどっかの国が脱原発したと聞くと、石原慎太郎氏は必ず「日本はあんなちっぽけな国とは違うんだから」と息巻く。
「自分自身がちっぽけなものになってしまうことに対する恐怖」がそう言わせてるようにわたしには見える。
だから彼は80を過ぎても政治に色気満々なのだろうと思う。

ヴォルフガング・クロンプ教授は、「世界中の全ての原発は、いずれ閉鎖されるべきだ」とも主張している。
現在稼働している世界の原発のうち、旧式や構造的に問題がある約3分の1は速やかに停止すべきであり、それ以外のものも、テロや軍事攻撃など防ぎえないような危険が常につきまとっていて、想定を超える巨大地震などの自然災害はこれからも十分に起こりうるからというのがその理由だ。

オーストリアは現在、他国の原発から電力を輸入しているが、政府が代替エネルギー導入を促進し、2015年までに他国からの原発電力輸入をゼロにすると宣言した。
ドイツが22年までの全原発閉鎖、スイスやイタリアも脱原発を宣言している。

こういうニュースを見聞きすると、安倍政権の原発推進政策にものすごーい違和感を感じる。
こんな地震の多い国で、それに抗う安全性を高めるために大枚はたくなんて馬鹿げてる。
そのお金を代替エネルギーにつぎ込んで、技術大国で代替エネルギー特許の半分以上を持ってる日本が根性入れて研究開発すれば、あっという間にできるだろうに。

でも一向にそうはならないのはなぜか。
細かいことはわからないが、たぶんキナ臭い理由があるんだろう。
アメリカの作家、マーク・トウェインは「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」と言った。
安倍さんは、ヘンなふうに憲法改正なんて目指さないで、経済だけに専念してくれればいいのに。
# by adukot_u3 | 2013-01-16 00:16 | 震災・原発
ユニクロでのできごと

久々にユニクロに行った。
3990円のウルトラライトダウンが、2990円になっている売り場をなにげなく見ていたら、横でお父さんと思われる男性と、お子さんと思われる小学生の女の子が試着しながら何やらモメていた。
ただし、喋っているのはお父さんだけ。

女の子はきれいなラベンダー色のダウンを着て、鏡に映して見るなり「これ」と言った。
シャイで無口だが、きちんと意思表示のできるしっかりした子のようだ。
女の子がその色がとても気に入っただろうことは傍から見ている他人のわたしですらよくわかったし、実際にとてもよく似合っていた。

ところがお父さんはどうもその色が好きじゃないらしく、「もっと濃い色の方がいいよ」とか「こっちの方が何にでも合うって」と、無理やり別の色にさせようとしている。
女の子は口をキュッと結んでしばらくは黙ってそれを聞いていたが、そのうち別の売り場に行ってしまった。
わたしの横を通るとき、女の子の体が揺れた。
少し足が不自由らしい。

しばらくして女の子は戻って来た。
相変わらずわたしはウルトラライトダウンの売り場に居た。
お父さんも相変わらず「もっと濃い色」と「何にでも合う色」を勧めている。

「さっきのラベンダー色が断然似合ってますよ」
と喉元まで出かかったが、こんな知らないおばさんにそんなことを言われたら、たぶんキモいだけだろうからヤメといた。

なかなか首を縦に振らない女の子に痺れを切らしたのかお父さんはそのうち、
「安いから買ってあげようと思ったのにさぁ」
とブーたれる始末。
「安いからこそ好きな色のを買ってあげりゃいいじゃん、ケチ!」
と、ヒトゴトなのに負けずにわたしも心の中でブーたれる。

わたしも人のことなんて放っといてさっさと買うもん買って帰ればいいのに、あいにくわたしが買おうとしていた色は、お父さんが勧める「何にでも合う色」だった。
そこで私が買ってしまうと、お父さんに「ほら、あの人だって何にでも合うから買うんだよ」と強引に押し付けるきっかけを与えてしまうような気がして、なかなか手を出せずにいた。

なんだかんだそこに20分近くはいただろうか。
結局女の子は、ウルトラライトダウンを買わなかった。
わたしは20分かかって何にでも合う色を買った。
# by adukot_u3 | 2013-01-14 18:46 | 日々雑感
携帯の迷惑メールを減らす方法(docomo)

最近、携帯に迷惑メールが多くなって困っている。
おとなしくメルアド変えるというのもなんかムカつくので、ダメもとでちょこっと調べて普通にドメインブロックしたら劇的に減った。

迷惑メール業者は、とにかくメールを開かせるためにドメインをSNSのメジャーどころに似せることが多い。
例)
mixi(ミクシィ)ならallmixi.jpとか
gree(グリー)ならan-gree.jpとか
dreambga.jp(モバゲー)ならdreambga.jpなど
だから、理屈としては似非ドメインをブロックして、正規ドメインをそこから除外すればOKというワケだ。

【手順1・ブロック】

ドメイン指定拒否リストによく来る迷惑メールのドメインを入れてブロックする。(下記は一例。配信される迷惑メールの傾向に合わせて変える)
SNSとかGmailとかTwitterとか関係ない人はこれでOK。
  • mixi
  • gree
  • mbga
  • keiba
  • biz
  • movi
  • mobi
  • gmail
  • twitter

部分的に一致すればいいので「mixi」と入れれば「galmixi」や「allmixi」もブロックする。

【手順2・除外】

SNSとかGmailとかTwitterとか使ってる人は、正規のサイトからのメールまで拒否らないように、ドメイン指定受信リストに入れて除外する。

@mixi.jp
@gree.jp
@mbga.jp
@gmail.com
@twitter.com

@をつける
じゃないと「galmixi.jp」や「allmixi.jp」まで受信してしまうので注意。

【設定方法】

iモードからの「受信/拒否設定」
ここから漏れる悪質な迷惑メールの対策はドコモでもしていないらしい。



参考にしたサイト
docomoで迷惑メールを劇的に減らす普通の方法(および対策)
docomoの迷惑メール対策法(ドメイン拒否設定をしても迷惑メールが届く場合)
# by adukot_u3 | 2013-01-14 13:19 | IT
ミニチュア ワンダーランド
ドイツ・ハンブルクにある鉄道のジオラマテーマパーク『ミニチュアワンダーランド』。(トップページの右側、日の丸をクリックすると日本語のPDFパンフレットが見れる)
年末年始、実家で久々にテレビ漬けになっていたら、ここが映っていて釘付けになった(@_@)


各国の鉄道や飛行場までが精巧なジオラマで再現されているが、とてもジオラマとは思えない。
これだけ充実していたら、誰でも一度は行ってみたいと思うだろう。
「北ドイツで最も成功した常設展示」とサイトには書いてあるが、なるほどこのクオリティーは正真正銘大人のテーマパークだ。
ドイツだからすぐには行けないけど、陸続きのところにこんなのがあったら絶対に今すぐ行くな。
現在、アメリカ(マイアミ)や、スイスや北欧などはあるけど残念ながら日本のものはまだない。
最近の新幹線とか特急はカッコイイから、是非日本もコレクションに加えて欲しいものだ。

今まで、電車の種類とか軌道とかそういうものにはあんまり興味ないから、自分ではべつに鉄ちゃんというわけではないと思っていた。
でも、電車の時刻表とか路線図とか駅名表示とかその書体とか電車周りのことは好きだけど、飛行機周りのものはべつにそうでもないから、やはり一種の鉄ちゃんなんだろうな。

<a href="/Attraction_Review-g187331-d1027790-Reviews-Miniatur_Wunderland-Hamburg.html">ミニチュア ワンダーランド</a>: 写真
ミニチュア ワンダーランド (トリップアドバイザー提供)

電車の正面、おでこの部分の表示を「方向幕」と言うらしい。
f0046622_15563020.jpg
今初めて知ったが、↑ こういうことが書いてあるやつのこと。
鉄ちゃんに限らず人気の、「国鉄方向幕書体」というフリーフォントにて作成してみた。
ロールズ・国鉄方向幕書体ダウンロードサイト
# by adukot_u3 | 2013-01-10 16:09 | モノ
『トモダチ』に訴えられた東電

東日本大震災のときの『トモダチ作戦』に参加していた米兵8人が「東電がちゃんとした情報を流さなかったせいで被爆したじゃん!」と50兆円以上の損害賠償請求を求めて訴えた。
賠償50兆円? 『トモダチ作戦』米兵8人が東電に賠償請求/税金と保険の情報サイト

福島では、業者が除染で集めた枝葉を回収しないでその辺に捨てたり、汚染水を流しっぱなしにしていることがバレた。【毎日新聞
除染というのは、汚染をあっちからこっちにただ移動させるもので、業者が儲かるだけのあまり意味のないことだが、校庭などでは一時的に線量を下げることで、子供たちの被爆を少なくするという効果がないわけではない。
でも、ちゃんとやるには映像でよく見る高圧洗浄機なんかじゃダメで、

屋根の全取っ替え

土の表面5センチ剥ぎ取り

雨樋や側溝の洗浄

防風・防砂林の洗浄

までやる必要があって、一軒あたり約500万円。(東京大学アイソトープ研究所・児玉教授)
これだけやったところで福島第一からは今も放射線が漏れてるから、溜まればまた除染しないといけないし、除染で被爆する人だって増える。

朝日新聞によると、除染対象地域の土を5センチ剥ぎ取ると、東京ドーム80杯分になるという。
洗浄作業で出た水だって果てしなく膨大な量だろう。
それらを一滴も逃さずに保管しなくてはならないような緻密な作業が、ゼネコンの下請けの下請け業者に出来るわけがないことは誰だってわかることだ。
それに「置くところがないから仕方ないべ」と言う作業員の言い分もわかる。
わたしが作業員でもたぶんそうするだろう。

水はちょっとそこに置いとくにも入れ物が要る。
原発事故直後に「メガフロート」とか言う浮き島を静岡から引っ張って来たが、ちゃんとやろうと思ったらあれクラスのものがいくつも要るだろう。
まぁ、放射線管理区域に相当するところに未だたくさんの子供たちを住まわせてるぐらいだし、除染と言ったって住民に移住をさせないための対策でしかないから予算も70万円なんだろうな。

東電も、そうやってグズグズやってればなんとかお茶を濁せると思ったんだろうが、まさか『トモダチ』から会社が吹っ飛ぶような金額で訴えられるとは思ってなかっただろう。
しかも管轄はアメリカの裁判所。
これは、東電が現地法人ではなく、日本法人の事務所をアメリカに構えているという企業法務の甘さによるものらしい。
街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋

この訴訟はTPPの前哨戦のようにも思える。
「聖域なき関税撤廃」とは、こうやってあらゆるところから矢が飛んでくるということだ。
TPPで日本も国際的に開かれた国にすべきだとのたまう人たちは、グローバリゼーションとアメリカナイゼーションをごっちゃにしてる気がする。

もっとも対米追従が最良の策だと思っている人にとっては、グローバリゼーションとアメリカナイゼーションを分けること自体がナンセンスなんだろうけど。
そういう人たちにとっては、大樹の陰に寄り添ってより豊かに暮らすことが「生きる」ことであり、理念とか哲学はかえって邪魔なんだろうな。

理念とか哲学は個人的な問題なので、あってもなくても別に個人の自由だとは思うけれど、戦後、お金のことだけ考え(させられ)てきたツケは、経済成長と引き換えに、理念とか哲学を考えることすらしない人たちを量産し、しかもそういう人たちが国を動かすという、取り返しのつかないツケを残してしまったんだなと思う。
# by adukot_u3 | 2013-01-09 10:05 | 震災・原発
あけましておめでとうございます。
能登半島より富山の立山連峰を望む。(クリックで拡大します)

f0046622_14595456.jpg

普段は空と海しか見えないところに、空気の澄んだ日に限って忽然と現れます。
赤い灯台まで約500メートル、はるか海を挟んだその後ろに見える立山の山頂までが約100キロメートルです。
それがこのように同じ画面に納まっているのですから、かなり距離感が混乱します。
だいたいは浮世絵のように2Dで見えるのですが、この日は光の加減か奥行きまで感じる3Dになってほんの数キロ先にあるかのようでした。

東京から同じような距離にある富士山が、遠くにポツンという感じで見えるのに対して、ここから見える立山連峰は山脈なため、圧倒的なボリュームで迫ってきます。
タイミングが悪いと一年で一回も見ることなく終わることもあるぐらい、ほんとに滅多に見られないものですが、1月5日の午後、港のバス停で遭遇しました。
バスの時間を気にしながら慌てて撮ったので映りはイマイチですが、今までで一番壮大で美しく見えました。



お正月にNHK-BSでやっていた『おしん』の総集編を初めて見た。
1月6日からは1年間かけて全話を放映するらしいし、今年はなんと映画化もされるらしい。

明治の終わりに山形の貧しい農村に生まれ、どんな困難にも決して諦めることなく逞しく生き抜いた『おしん』は、これまで世界75カ国以上の国や地域で放送されている。
今回は母に昔のことを色々と聞きながら見たので、忘れないよう書き留めておく。

おしんはたぶん、わたしの祖母と同じぐらいの年だ。
死んだ実父方の祖母も山形の人で、7歳から奉公に出ていたらしいと母から聞かされた。
わたしの7歳と言えば、偏食と人見知りと乗り物酔いがひどく、見知らぬ他人様の家で暮らすなんてどう考えても無理だし、とても役に立つとは思えない。
祖母はその後、樺太に渡って祖父と結婚し、父を含む6人の子供を育て上げ、北海道に引き上げた後、亡くなっている。
おしんのように大成功はしてないが、時代の波に翻弄されて同じぐらい苦労をしただろうと思う。

母の小さいころは、水道がないので水汲みが毎日の仕事だったというし、小さい港ながら花街らしきものもあったので、凶作で埼玉から女郎屋に売られて来る女の子も毎年クラスに2~3人はいたという。
実際にわたしが育った商店街でも、身請けされておかみさんに収まっている人が何人かいた。

母方は、曾祖母の時代から髪結いの家だったので、日本髪から洋髪に変わるときの苦労などはしょっちゅう聞かされた。
初期のパーマは熱した鉄のクリップを頭に留めてカールさせるため、お客さんはクリップを熱するための「炭」を持参で店に来たとか、留めたクリップの時間を間違って髪の毛が切れてしまうトラブルもあったとか。
髪の毛が焦げてちぎれるリスクを覚悟でパーマをかけるなんざ見上げた根性だな。
いつの世も、こうしたチャレンジャーな女性によって「美」は追求されて行くんだなぁと思う。
おしんが一時期髪結いになるという場面があったので、なんとなく親近感が湧いた。
明治~大正~昭和~平成という時代の移り変わりは当然のこと、流行に左右されがちな美容という商売を長年続けることは並大抵のことではなかったろうなと、わたしも手伝わされた歴代のさまざまな美容の器具を思い出すにつけそう思う。

久々に会った同級生は、小さい頃は石綿に練炭を入れた「あんか」を使っていたと言っていた。(←アスベストはだいじょぶなのか!)
わたしが小さいころ預けられていた家は下が囲炉裏の掘りごたつだったし、トイレは外の別棟にあった。
風邪をひいたときに行く近所の医院は、茅葺き屋根で黒光りした太い梁の立派な造りだったが、だだっ広い待合室には練炭火鉢しかなかった。
小学校は石炭ストーブで、早朝に当番の子供2人だけで火を起こしていたし(←管理者おらんのか!)、暖かくなるまでにものすごく時間がかかった。
ダウンジャケットなんてシャレたものも当然なく、アノラックと呼んでいたちゃっちいスキーウェアの上着のようなものを着ていた。
でも、不思議と寒かったという記憶があまりない。

テレビでは高度成長期の映像と言うと、だいたいオリンピックや高速道路や新幹線の映像が流れるが、あれは東京という、日本の特異なほんの一部を映し出したに過ぎないと見ていていつも思う。

今、暖かい部屋でお風呂上りにインターネットで本を注文しながらハーゲンダッツのアイスクリームが食べられるような暮らしになったが、昔のように満足な暖房も給湯もなく、羽毛布団もダウンジャケットもなくなるようなことに急になったら、たぶんわたしたちの何%かは死んでしまうだろう。
エネルギーの使い方を本当に考え直さないとなぁ。
おしんの時代に戻る必要はないが、要らないエネルギーをムダに使う必要もない。

子供や女性が売られたり、奉公に出されたりした時代は、わたしの世代ではもう遠い昔のように感じてしまうが、そんなことは全くなく、ついこないだのことなのだ。
『おしん』を見て、改めてそんなことを考えたお正月だった。
# by adukot_u3 | 2013-01-07 18:16 | 日々雑感
アメリカ大統領選挙
ポッドキャスト『姜尚中 多士済々 悩みの海を漕ぎ渡れ』を聴いて

あの『貧困大国アメリカ』の著者・堤未果さんがアメリカ大統領選挙を解説。
マスメディアは、絶対にこんなにわかりやすく深い解説はできない。
ご用とお急ぎでない方は必聴。
姜さんの声ちっちゃいけど、ポイントを的確に突くところはさすが。
姜尚中 多士済々 悩みの海を漕ぎ渡れ(ゲスト/ジャーナリスト・堤未果さん)


アメリカ大統領選挙は資金の半分がCM代に消える民主主義ショー
堤さんが指摘する、今回の選挙のポイントは次の2点


1.二極化(経済格差)を国民が意識した選挙
2.1%の特権層のマネーによって戦われた選挙

それを如実に表しているのが大統領選挙資金の莫大さだ。

大統領選挙
1600億

上下院合わせて
4800億

選挙期間中のCM
 91万本(前回の選挙の約2倍)

C、CM91万本!!
草の根運動によって支えられていると報道されるオバマさんだが、実は小口献金は1/4しかなく、3/4は企業献金。
これはオバマさんが悪いわけではく、大統領選挙というものがもはやお金がないと勝てないようなしくみになってしまってるせいだ。

あのテレビの公開討論会も、昔はあらゆるテーマについて討論され、第三極の候補者も出ていたのに、途中から主宰者が市民団体から独立法人に変わって財界が資金を出すようになったとたん、テーマは限られ第三極の候補者は出られなくなった。

アメリカの学者は、研究費削減で殆どが企業から研究費用をもらっているし、メディアは大株主がエンタメ系で戦争などシビアな政策は報道しない。
一般人は、御用学者や御用メディアによる歪曲した情報にくり返し晒されている。

う~む・・・これはもう、政界、財界、(↓次に書く)法曹界、メディア業界による民主主義のショーと言ってもいいかも知れない。


格差が助長された企業献金の上限撤廃判決
2010年、最高裁が企業献金の上限を撤廃するという火に油を注ぐような判決を出した。(金平茂紀の『NY発・チェンジング・アメリカ』)

そもそも、弱肉強食のアメリカにはものすごい経済格差があって、ウォール街デモティーパーティー運動はその格差の上部1%の人たちが政治を支配し過ぎていることへの反発なのに、それに喧嘩を売るかのようなこの判決で格差は野放しになってしまった。
アメリカは、格差を是正するつもりなんてさらさらないことがよくわかる。

堤さんは今回の大統領選挙を評して、
「形として民主主義である先進国の選挙として、ルールを逸脱した最初の選挙」
だと言っている。

例えるなら、胴元である財界が莫大なお金を出して馬場を提供し、宣伝をしてお客さんを呼び、チェンジオバマとモルモンロムニーという馬が走るみたいなものか。
オッズによってお客さんは一喜一憂するが、どっちが勝っても胴元に悪いような変化は起きない。
だってお金出してるから。
どうもアメリカの大統領選挙というのは今、そんなような状態らしい。


アメリカの失われた10年が日本に警告すること
「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」と新自由主義の経済学者ミルトン・フリードマンは言った。平たく言えば火事場泥棒。
人の不幸につけこんで、どさくさ紛れに法案通しちゃうという卑怯なやり方だ。

アメリカの外交問題評議会が発行する『フォーリン・アフェアーズ』という政治雑誌に、3.11後、日本を国際的に開放するチャンスだという記事が掲載された。
そう、卑怯でもなんでも、政府にとっては危機はチャンスなのだ。
カナダのジャーナリスト、ナオミ・クラインはそれを『ショック・ドクトリン』と呼んで批判している。

アメリカでは9.11後にそのチャンスが訪れた。
そして2008年、オバマさんの「チェンジ」という言葉に国民が高揚して再びチャンス到来。
「オバマさんでちょっとはチェンジされたんだろうな」と勝手に思っていたら、なんと実際にはブッシュさんの時よりも戦争や貧困は拡大し、おまけに監視化まで進んでしまったと言うではないか。

堤さん曰く、アメリカの9.11後の10年間と、日本の3.11以降はとてもよく似ているそうだ。
そして、「政府というのは、有権者が監視していないとやりたい放題」だとも。
なるほどそういうことか。
日本の政府が掲げる政策に、どうしてこうも納得しかねるのかと自分でも不思議に思っていたが、理由がやっとわかった。
彼らは1%の特権階級の人たちで、わたしは99%の人だからなんだな。


劣化に拍車をかけるメディアの寡占・集中化
アメリカでは、規制緩和によって企業がメディアを持つことが許されるようになった。
当然のようにメディア業界は企業に買収され、現在たったの6社で、テレビ・ラジオ・雑誌その他の全てのメディアを所有している。(軍需産業1社、エンターテインメント業界5社)

エンターテインメント業界が大株主になったことで、戦争などハードな政策を避けてソフトな政策に報道が偏り、メディア本来の役割である権力の監視や中立性は大きく損なわれた。
監視役を買収したんだから、そりゃ劣化するに決まってる。

規制緩和というと、なんとなく経済の活性化につながるようなイメージがあるが、規制には緩和していいものとしてはいけないものがある。
経済に基づく規制は、その時々で締めたり緩めたりしてもいいが、医療、教育、報道など倫理に基づく規制を緩めることには細心の注意を払わなくてはいけないのに。
良きにつけ悪しきにつけ自由の国だと思っていたアメリカだが、とうとう肝心な扇の要まで外してしまったのかと愕然とする。

わたしたちは何をすればいいのか?
民主主義のルールが激しく崩れた今、わたしたちはなにを基準にものごとを見ればいいのだろうか?
堤さんは次の7点を挙げた。

  1. お金の流れを見る

    • この人はどこからお金をもらっているか?を見ると「御用」かどうかがわかる



  2. 長いスパンで歴史を追う

    • 日々のニュースを蓄積し、物事を総括して考える

    • 日本の「公文書管理法」は2009年にやっとできた。
      これの充実度は民主主義度に比例するとも言われている重要なもので、なんでも秘密主義な日本という国にとっては、最も重要なことかも知れない。
      ちなみに福田康夫元首相の尽力による。
      1年ほどで辞めた無責任な人だと思っていたが、イランの大統領にウラン濃縮停止を要求したりして意外と働いていた。

      民主党は原発事故直後の議事録そのものを作成しなかった。
      公文書を作らないなんてありえない。
      枝野さんなんて、「公文書管理法」の成立に直接かかわっていたのに。
      政治家として法律家として×。


  3. 政党ではなく人を見る

    • ナニをしてきた人か?何の専門家なのか?
      ひとつの問題にずっと取り組んでいる等に注目


  4. 国会でものごとが決まっていくプロセスを監視する

    • 三党合意だけで法律が作られる⇒独裁みたいなもの


  5. 選挙期間以外もしつこくウォッチングする

  6. 情報を得る

    • ネット、ウィキリークスをひとつの資料室として活用
      ただしネットを規制する法律の行方には注視する


  7. 他国の人とも情報交換し共通の作戦で戦う



99%は1%に対して経済的には負けているが、規模では勝っている。
1%が情報を隠すのは、99%の人が本当のことを知るとひっくり返されることを知っているからだ。
他国の99%の人と連帯・団結し、歴史を紐解きながら長いスパンで物事を見る。
堤さんは、これがわたしたちがやるべきことだと言う。
# by adukot_u3 | 2012-12-23 23:38 | 政経・社会
まず、総理から前線へ。

f0046622_2351622.jpg

という広告を見つけた。(デザイン:浅葉克己/コピー:糸井重里)
これがなんと30年も前の1982年の「広告批評」のグラビアだと聞いてびっくり。
今出しても全然違和感ない。
というよりタイムリー過ぎ。

昔から、戦争に行くのは一般庶民で、政治家たちは安全なところで指揮をすることになっている。
この広告にあるように、まずは政治家が前線に行くとしたら、果たして安倍、石原、橋下の三氏は今と同じ政策を掲げるだろうか。
ベトナム戦争で撃墜されたり捕虜になったり拷問(今は一応ジュネーヴ条約で拷問はされないことになっている)されたりしたアメリカ共和党のマケイン議員に意見を聞いてみたい。

今、かつて自民党がいた右寄りの場所には民主党が座っている。
帰ってきた自民党は、元いた場所には民主党が座ってるから、存在意義を示すために、それよりかなり右に寄った。
新たに出てきた維新の会は、それよりももっと右だ。
480議席のうち、この3党で405議席(84%)を占めている。
いくらなんでも右に寄りすぎ。

安全保障、安全保障とみなさん右に寄ってるが、食の安全保障はどうなるのか。
戦争は滅多に起こるものじゃないけど、食は毎日のことだ。
TPPに参加したら、ちゃんとBSEの検査してない牛肉や、遺伝子組み換え作物がじゃんじゃん入ってくるのに…。
BSEも遺伝子組み換えも「直ちに健康に影響はない」からいいのか?

1986年の「プラザ合意」のとき、大赤字を抱えたアメリカは、輸入制限やっても日本に敵わないとなると、強引に為替レートまで変えて円高にしろと言ってきた。
要はカツアゲ。
日本はそのせいで1年で1ドルの価格がほぼ半値になった。
お陰でアメリカの自動車産業は生き延びることができたが、日本はそれがきっかけでバブルになり、はじけて以来経済は低迷している。


今のアメリカは、あのときと同じ。
前は為替レートというルールをぶち壊したが、今回は関税と日本国内の規制をぶち壊そうとしている。
「参加しないとバスに乗り遅れる」と言われてるが、TPPのバスはほんとは日本を待っている。
日本人の性格を見抜いた上で、行き先違いのバスにあわてて乗って来るのを虎視眈々と狙っているのだ。

安倍氏は元々タカ派だっだが、こんなに急に憲法改正や国防軍のことをしつこく集中的に言うのはなんかアヤシイ。
選挙期間中、原発やTPPのことを言わなさすぎだなぁと思っていたが、あえてセンセーショナルな政策を前面に出したのは、その目くらましのためか?
# by adukot_u3 | 2012-12-22 00:08 | 政経・社会
筑紫哲也『最後の多事争論』

ジャーナリストの筑紫哲也氏が生前、「日本はずいぶんガタが来てるんじゃないか、先が暗いんじゃないか、凋落してしまうんじゃないかという世の中に広がっている不安」についてコメントを寄せている。(4:56)





(要約)
政治とは、世代の間でパイを奪い合うこと。
つまり、これからの若い世代のためにどれぐらいお金を使うか、世の中のために尽くしてきた高齢者のためにどれぐらいお金を使うかという配分の争いであり、それが政治の基本である。
じゃあどっちに配分を多くするかということが政治の選択肢であるはずだ。

それなのに、この国は未来にも過去にも投資していない。
若い世代にも高齢者にも配分せず、そうじゃないところに行っている。

(自らの病気であるガンに例えて)
人間の体がガンにかかると、本来使うべき栄養やエネルギーがガンとの闘いのためにそっちににとられてしまい、本来、人間が生きていくべきところに向かわなくなってしまう。
日本という国は一言で言えば、ガンにかかっている状況。
そう考えると難しいことでもなんでもなく、起きていることは非常にハッキリしている。

問題はハッキリしている。
ある意味では単純である。
だからやれることは簡単かというとそうではない。
しかし、問題はここにあるんだということをハッキリしないと何ごとも始まらない。
そのうえで、それに向かって戦うのか、それに負けるのか?
そこがわたしたちに迫られている選択肢である。

このぐらい単純な話をするのにも時間が要る。
それに比べると、テレビは短過ぎたなぁといつも思う。
テレビで何かしらコメントをする場合、30秒以内というのが普通だが、「多事争論」はテレビのルール違反で、普通の人がやっていいコメントの限界の3倍は喋っている。
喋ってる当人は、そんなに長く喋っているのに、いつも欲求不満。
自分の言いたいことが全部言えたことは、長年やっていてハッキリ言うと1回もなかったと言っていいと思う。

テレビの影響とか説得力とか言うが、説得力のあるテレビをやってきたという憶えは18年半番組を続けていてもなかった。
短くしか説明できないというテレビの恐ろしさと欠点があるということを、テレビを離れた今つくづく思う。
(要約おわり)



筑紫氏はガンが何なのかはハッキリとは言わなかったが、たぶん、官僚の天下り先である特殊法人や、数千にも及ぶといわれる公益法人、認可法人、ファミリー企業を指してるんだろうと思う。
わたしたちの税金は、経済政策とか景気対策とか言いつつ実は、それらの中を還流しているばっかりで、民間には回って来ていないからだ。
平成25年後の一般会計予算の概算要求額は98兆円(これもすごいが)だが、実はそれのゆうに4倍はある特別会計がその証左だ。

年齢別投票率の推移というグラフがある。(財団法人 明るい選挙推進協会より拝借)


こないだの衆院選の結果は反映されていないが、全体の投票率は59%だったというから一番右端のデータを全体的にかなり低くした感じと考えればいい。
筑紫氏の言うように、政治が世代間でのお金のぶん取り合戦だとしたら、20代はただでさえ先行きが暗いのに、初めっから戦ってもいないということになる。
このグラフを見ると、今たくさん年金をもらってる人たちは、やっぱりちゃんと選挙に行って一応は戦ってることがよくわかる。
企業がマーケティングをするように、政治家も投票率の高いところにターゲットを設定するのは自然なことだし、投票はそれに対してのアピールでもある。
ベストな人はいないかも知れないが、とりあえずベターな人に入れて投票率を上げるというのもひとつのアピールの仕方だと思う。
アメリカの歴史学者ハワード・ジン氏は、
「政府は必ず嘘をつくものです。
歴史を紐解いて、鵜呑みにしないようにしてしっかりした未来を作りなさい。」

と言っている。

政府とは、アメリカ政府だけではなく、どこの政府も一緒。
ニュースのような一瞬で消えるものではなく、もっと長いスパンで物事を見ないと本当のことはわからないということだ。
民主主義には、面倒くさいがメンテナンスが必要なのだ。
メンテナンスフリーがいいなら全体主義や独裁主義になるしかない。
(ジャーナリスト・堤未果氏)

全体主義や独裁主義はともかく、民主主義であっても政府に自分の未来を丸投げしてはいけないということだ。
でも、自国の未来をどうするか?を自分たちで考えたことすらないわたしたち日本人に、果たしてそんなことができるのだろうか?
# by adukot_u3 | 2012-12-20 06:36 | 政経・社会
テレビ東京「池上彰の総選挙ライブ」

テレビ東京でやっていた「池上彰の総選挙ライブ」が面白かったと評判が高い。
切れ味が抜群すぎた『テレビ東京 池上彰の総選挙TV』

たしかにちらっと見ただけでも、
公明党には、「創価の組織票ですね」
未来の党には、「負けそうな候補者の駆け込み寺」
安倍氏には、「戦争もする、交戦規定もあるということは、国防軍の兵士に死者が出ることもある。そういうことを命令する立場になるということですね?」
と容赦ない。
池上さんて前からこうだっけ?
テレビでやってる「学べるニュース」みたいなやつは1回も見たことないからわからなかった。

そう、公明党には「出馬する人はみんな創価学会員なのか?」とか、安倍氏には「前回総理を辞めるときにはなんで病気のことは言わなかったのか?」とか、みんな聞きたいと思っている。
でも、大手メディアは単に政府の広報機関なので、気を遣ってそういうことは絶対に聞かない。
奥歯にモノが挟まったままじゃ政策についての議論なんでできるわけがないのに。

小渕優子氏への、「お父さんが政治家じゃなかったら政治家になってましたか?」、鈴木宗男氏の娘の貴子氏への「お父さんが公民権停止だからあなたが出馬したのですか?」という質問は、建て売り住宅を耐震装置にかけて実験するようで、ちょっとドキドキする。
# by adukot_u3 | 2012-12-19 02:30 | 政経・社会
2012年 衆議院総選挙

自民党が単独過半数をとった。
選挙前に原発推進すると堂々と宣言していた自民党にこれだけ票が集まるとは正直ビックリだ。
マニフェストに書いてあることをやらずに、書いてないことをやるという余計なことをした民主党に愛想をつかした人たちが、その反動で自民党に戻って来たのか。
自民党政治にうんざりして政権交代させたはずなのに、たった3年でこの大躍進。
党の体質なんてそう簡単に変わるわけないし、原発でもあれだけ大騒ぎしたのに…しかも投票率は戦後最低の59%!この国の人たちの考えてることはわからん。

原発を再稼動して、憲法改正して自衛隊を国防軍にするということを選挙前から言ってるんだから、また民主党がダメだからとか、政党乱立でどこに入れたらいいかよくわからないとかいう理由で簡単に戻ってもらっちゃ困るんだけど。
TPP反対の政策でも農家の人に効いたのだろうか。
# by adukot_u3 | 2012-12-18 07:59 | 政経・社会