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ぴんから兄弟・宮史郎さん死去

かつて『女のみち』で大ヒットを飛ばした、ぴんからトリオ→ぴんから兄弟の宮史郎さんが亡くなった。
『女のみち』のレコード売り上げなんと約400万枚!
その数もすごいが、あまりのヒットに小学生までもが「♪わ~たし~がぁぁぁささぁぁげた~」と普通に口づさんてたんだから、よく考えたらすごい時代だ。

この『女のみち』は、殿さまキングスの『なみだの操』とともに、わたしの中では「安易に素人が歌ってはいけない演歌の2大巨塔」となっている。
双方ともにコブシが強烈過ぎて、コブシが回せない人が歌うと、なんとも間延びした別の歌のように聞こえてしまうからだ。
宮史郎さんも、『なみだの操』の宮路おさむさんも、決して美声ではないが、この人でないとこの歌が成立し得ないような圧倒的な存在感がその声にはある。

しかしこの時代の歌といったら、ささげるだの、すがって泣くだの、お邪魔しないからお傍においてだの…自虐的すぎる、Mかっ。

# by adukot_u3 | 2012-11-19 22:04 | TV・音楽
ドイツのオーガニックヘアケアブランド『エッセンシティ』

ドイツのオーガニックヘアケアブランド『エッセンシティ』_f0046622_3243479.jpgドイツのヘンケル社のヘアケアブランド。

ヘンケル社は130年以上の歴史を持つ、ホームケア、パーソナルケア、接着剤などの会社で、「フォーブス」誌(2009年)で“世界で最も倫理的な企業”に、「フォーチュン」誌(2009年度)で“世界で最も称賛されるドイツ企業1位”に選ばれている。

●合成香料、パラベン、シリコーン不使用、オーガニック原料を使用
●高い生分解性、植物原料を使用
●熱帯雨林再生プロジェクトで年間70haに植林、カーボンオフセット(経済活動の中排出したCO2を、他の場所で行われるCO2削減活動に投資することで埋め合わせること)もあり

元々、髪の質があんまり良くないわたしは、これまでどんなシャンプーやコンディショナーを使っても、これといってパッとしたことがないので、まぁこんなもんかと思っていた。
ところが美容院で勧められたこのエッセンシティを使ってみたら、なんだかしっとりなのにさらさら(わたしの実感。たぶん普通の人なら超サラサラ)。
ちゃんとしたオーガニックってこんなに違うものかとビックリした。

ただし、
シャンプー  250mL ¥2,625
トリートメント 200g ¥2,625
と値が張るのが難点。

でも、なんちゃってオーガニック製品とは違う、ちゃんとしたオーガニックを体験してみるにはオススメ。
# by adukot_u3 | 2012-11-19 02:09 | 健康・美容
ブルーライトをカットするパソコン用メガネは効果があるのか?

目を疲れさせるというブルーライトをカットするパソコン用メガネが最近売れているらしい。
よくわからないので調べてみた。

眼の疲れの原因はブルーライトなのか?
それだけではないが、原因のひとつではある。
網膜には「青い光」に感受性がある特別な細胞があって、それは体内リズムに関係しているので、一日中パソコンを見て青い光の刺激にさらされると体内時間が狂ってしまう可能性がある。

パソコン用メガネが売れているわけ
今のところ、「効果がある」という個人のお医者さんの見解と、使用者アンケートで「効果があった」という声が多いから。
現在、ディスプレイ機器が発するブルーライトの人体への影響について、医学的なディスカッションは実はまだ行われていない。
眼科医たちがブルーライトについて研究したり情報交換したりする『ブルーライト研究会』というものがあるが、それもまだ第一回しか開催されていない。

とりあえず「効果があったという人が多いので、その口コミで売れてはいるが、確かな裏付けはまだない」というのが本当のところらしい。

医師たちの見解
効果ありとする医師
南青山アイクリニック・井出武氏
JINS PCは効果があるのか? 眼科医が日本マイクロソフトでの導入事例で検証した

杏林大学精神科・古賀良彦教授
寝付き、熟睡感、寝起きや気分、体の疲れ、目の疲れに効果があった。

まだわからないとする医師
筑波大学・大鹿哲郎教授
ブルーライトが有害だとする有力な証拠はまだない。
効果のあるメガネをかけている自己満足で症状が改善している(プラシーボ効果)可能性がある。

結論(2012/11/18現在)
目の疲れの感じ方には個人差があること、ブルーライト以外にもさまざまな要因があることから、パソコン作業による目の疲れの主原因がブルーライトであるとはまだ断定はできない
だからブルーライトをカットするめがねをかけたからと言って、目の疲れが改善されるというのもまだわからない状態。


人の感じ方はけっこういい加減なので、プラシーボ効果みたいなことは大いにあるとわたしは思う。
実際にメガネをかけるのではなく、眼科で視力検査をする時のように、何も言わないで、他のレンズの中に紛れ込ませて調査するとかしないと本当の効果はわからないかも。
というわけで、わたしは今のところは買わないことにした。

ブルーライトをカットするパソコン用メガネは効果がある?
パソコンやスマートフォンから発するブルーライトは目に悪い?松本眼科・松本拓也先生

# by adukot_u3 | 2012-11-19 00:02 | 健康・美容
書籍『戦後史の正体』

外務省国際情報局長、駐イラン大使、防衛大学校教授を歴任した孫崎享(まごさき・うける)氏によって書かれた『戦後史の正体』。
すいぶん前に読み終わっていたが、内容があまりにすご過ぎるのと、学校で勉強した日本の近代史はいったいなんだったんだろう?と激しく脱力して、しばらくは感想なんて書く気になれなかった。

戦後、GHQと渡り合って国益を守ったのは吉田茂氏ということになっている。
わたしたちが常識だと思っている日本の戦後史は、まずここから根本的に間違っている。
ちょっと前にNHKで『負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~』というドラマをやっていたが、こういうのも間違い。
「公用語を英語にしろ、通貨をドルにしろ、裁判権はアメリカが持つ」と言ってきたアメリカ側に対してそれを叩き返したのは、あんまり知られてないが外務大臣の重光葵(しげみつ・まもる)氏だ。
その後、吉田茂氏によって日米安全保障条約が締結されるが、その調印式の場所がなんと、国立公園の下士官用クラブハウスの一室で、しかも署名したのは吉田氏ひとり。
仮にも日米の国際条約が、そんなところでひっそりと調印されるものだろうか?と思うが、されるものなのだ。

敗戦から復興するためには、最初のうちはアメリカに面従腹背も仕方ないという意見もある。
しかし吉田氏は、復興した後も自主路線への変更を選択しなかった。
GHQと渡り合う気骨ある男とされていた人は、実は最も対米従属な首相だったのだ。
第5次まで続いた吉田内閣がそれを証明している。

このように、この本を読むと、今まで当然だと思っていた歴史に対する思い込みや常識がことごとく破壊される。
特に歴代首相に対して「この人は悪そうでどうも好きじゃないなぁ」とか「この人はクリーンだからいいなぁ」などと、なんとなく思っていたイメージは、たぶん180度変わる。
この本の見解が100%正しいわけではないかも知れないが、ちゃんとした外務省の公用文書が証拠なので大きく外れていることはたぶんないだろう。
なにより、ここに書かれていることを踏まえて日本の戦後史を眺めてみると、あまりにピタリと合致することが多くてそうとしか思えないことだらけなのだ。

岸信介氏がA級戦犯から首相にまでなって新安保条約に署名するに至った理由。
田中角栄氏のロッキード事件や、竹下登氏のリクルート事件の真相。
ビックリしたのが「あなたとは違うんです」の福田康夫氏が辞めた意外に男前な理由などなど、今までテレビのニュース解説を見て、「へぇ~」とか「はぁ~」とか思っていた自分が馬鹿らしくなってくる。
日本が今抱える問題のほとんどは、戦後ずっとアメリカの属国であり続けたことが原因だからだ。

この本は、タイトルがタイトルなだけに難しそうに見えるが、”高校生でも読めるように”がコンセプトなので、とてもわかりやすく書かれている。
これをみんなが読んで、いわゆる常識というものがいかにいい加減で当てにならないかを実感すれば、日本は変わるかも…と思ったりもするが、マスメディアの報道があまりにいい加減すぎる。
はたしてこんな状態で選挙に突入して大丈夫なんだろうか?
# by adukot_u3 | 2012-11-14 23:36 | 書籍
安藤裕子『秋の大演奏会』

年下の友人に誘われて、シンガーソングライターの安藤裕子さんのコンサートに行った。
場所はNHKホール。
ここは数年前に、年上の友人に誘われて氷川きよしくんのコンサートに来て以来だ。

わたしの頭の中のデーターベースには、”あんどうゆうこ”と言えば”安藤優子”しかなく、キャスターの安藤優子さんしか思い浮かばない。
なので安藤裕子さんは、顔も見たことないし声も聴いたことがない。
聴いたことがあるのは、友人がカラオケで歌った歌のみ。

そんな状態ではじめて見た安藤さんは、オシャレで可愛いらしく、飄々とした不思議な空気感を持った人だった。
シンガーソングライターというよりも、女優っぽい。
歌ってるというより演じてる感じ。
作詞・作曲のほかに、自身のメイクやスタイリング、イラストをはじめツアーグッズのデザインも手がけているらしいので、モノを創り出す才能のある人なんだろう。

コンサートは、ライティングがとても美しかった。
最近のわたしは、なにかにつけて節電志向だったが、やはりこういうものもたまには見たいし必要なんじゃないかとも思った。

幕間には安藤さん自身が、すごーく力の抜けた感じでいきなりツアーグッズの説明を舞台上でする。
こんな気楽なことするアーティストは見たことないよとビックリしていたら、友人曰く「いつものこと」だそうだ。

なにかを見たり聴いたりしても、なにも思わないときはここには書かないので、書こうと思った時点で、わたしの中には、なんらかの化学変化が起こっているんだろう。
今、わたしの頭の中にはこの『海原の月(Youtube)』という歌がぐるぐるしている。(貼り付けようとしたが、エイベックスの管理がしっかししてるのか、貼り付かない)

昔々、これもかなり年下の友人に誘われてロンドンにあるファッションデザイナー「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のお店『ワールズエンド』に行ったことがある。
雨の中たどりついたお店で洋服を見たとき、「ここはこうやって誘われでもしない限り、わたしひとりでは一生行かないところだな」と思った。
秘密の部屋の中で、本棚がぐるんと回転する隠し扉を教えてもらったような気がした。
安藤さんの歌を聴いて、またもや本棚がぐるんと回転した。


このコンサートがWOWOWで放映決定。
■12/23(日・祝) 夜11:00~
MUSIC STYLE JAPAN

来春には、あの人気指揮者・西本智実さんとの共演『安藤裕子×西本智実×日本フィル 特別公演』が決定している。
# by adukot_u3 | 2012-11-11 01:43 | TV・音楽