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保険というギャンブル
保険屋さんから久々に電話があった。
10年前にわたしが理想として掲げた条件に近い保険が出たからだという。
そんな前に言ったことなんて、当の本人さえ忘れているし、わたしのような微々たる保険料がさらに下がったり、ちょっとばかし条件が良くなるような情報をわざわざ言ってくるなんて、なんとまぁ奇特な保険屋さんだこと。

三十を過ぎたころ、そろそろちゃんとした保険に入ろうと思った。
元来、しつこく疑り深い性格なので、当時、日本に存在する全ての保険会社から資料を取り寄せ、表計算ソフトで比較表を作り、検討した結果残ったのが、当時まだ外資だった無名の保険会社だった。
ネットで調べると、とあるセールスマンの個人ページに行き当たった。
あまりにマイナーな社名に、少し不安をおぼえたが、わかりやすくて気取りがなく、なによりとても気持ちの伝わる内容に、心を動かされた。

早速連絡をとると、その人は、バンにノートパソコンとプリンター、資料を積んでやってきた。以来、カンカンガクガクの保険談義をすること数回。
保険屋さんはそのたびに、バンにノートパソコンとプリンターと資料を積んでやってきた。
その毎回の大移動とは全く関係なく、縁あって、なんとか契約にこぎつけた。
そして悪運強く、その2年後に入院した時も、その人の迅速な事務処理のおかげで、退院後すぐに給付金は支払われ、お金の心配は全くする必要がなかった。

保険はある意味、ギャンブルだ。
それも非常に複雑な。
健康面、経済面、精神面、それらのデータをバランスよく加味してはじめて、納得の行く保険のチョイスができると思っている。
が、いくらしつこく疑り深い性格のわたしでも、トシをとるにつれだんだん面倒くさくなってきた。
今ではその保険屋さんは、誰よりも詳しく、わたしについてのデータを知っているかも知れない。

今回のことについては、Webという大海に石を投げたようなものだが、なかなかいい人に当たったと思っている。
少なくとも、大した保険料も払わないくせに、しつこく質問を浴びせるわりには、数ヵ月後にはさっぱりと忘れるような面倒な客は、わたしならご免だからだ。
by adukot_u3 | 2008-09-13 00:47 | 日々雑感
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