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神楽坂散歩
歯医者に行った。
神楽坂という花街にあるそこは、その近所に勤めていたときからのおなじみだ。大センセイは亡くなり、今はお婿さんがやっている。
気に入るとしつこいわたしは、どこに引っ越しても、エッチラオッチラ電車に乗って、二十余年も通い続けている。

神楽坂散歩_f0046622_1816201.jpg神楽坂というところは、路地好きのわたしにはたまらない街だ。
同じ歯医者に通いつづけているのも、そこがいいからというのもあるが、その半分は帰りにぶらぶら散歩するのが楽しいからでもある。

朝は、氷屋さんが大きなのこぎりでシャリシャリと氷を切り分けながら配達していたり、豆腐屋さんが、豆腐を並べてバーナーでひとつひとつ焦げ目をつけていたり。
お昼ごろには、芸者さんたちのお稽古場から、風にのって三味線の音が聞こえてきたり。夜になると、あちこちの料亭に灯りがともり、芸者さんが行き交ったり。



働いていたころには、氷屋さんが氷を切る音が心地よく聞こえるようになったら、
「ああ、夏なんだなぁ~」とか、
芸者さんのえりあしを見て、さむ~いと感じだしたら、
「ああ、冬なんだなぁ~」とか、そんなことで季節を感じることができた。

路地、石畳、黒塀、芸者、三味線・・・
昔はそんなイメージだった神楽坂も、バブルがはじけたあたりから様変わりした。
クラブができてはつぶれ、老舗料亭がタワーマンションになった。
それでも、町家がフレンチレストランや和カフェになったりして、
花街のイメージを上手に利用した、なかなかオシャレな街になってきている。

神楽坂散歩_f0046622_18155379.jpg歩き疲れたのでお茶でも飲もうかと思ったが、今年はまだかき氷を食べていないことに気づいた。
いかん!これでは夏をシメられないではないか。
20年前の記憶を頼りに路地から路地へ・・・
あった!昔、会社帰りによく行った、神楽坂「花」。
静かで粋な花街の甘味処かと思いきや、意外になんでも大盛りだし、おばちゃんがまた気さくでよく喋るんだ、これが。お客さんとの会話は、まるで江戸の落語を聞いているかのようだ。

神楽坂散歩_f0046622_181676.jpgこのかき氷も相変わらず立派!氷も、粗過ぎず細か過ぎずちょうどいい。最近は、クラッシュアイスもどきが多いので、こういう気の利いた氷に出会うとホッとする。
ちゃんとしたお抹茶を使っているので、甘さの中の渋みがまた心地よい。
もう大満足!
最近は、さすがに夜は涼しくなってきた。
このかき氷で、今年の夏はスッキリとシメられそうだ。
by adukot_u3 | 2008-09-10 18:18 | 散歩・旅行
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