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隅田川花火大会2008
このところ、花火大会のお誘いが続いている。
ここ何年も見に行ったことなんてないのに、ありがたいことだ。

今回は、前の日記にも書いた中途視覚障害者のK子さん宅での隅田川花火大会見物兼、飲み会だ。
K子さんは実は、幼稚園から高校まで、東京でお嬢様学校と言えばココ!と名前のあがる学校の出身で、卒業して40年経った今も、親しいお付き合いのあるお友達がたくさんいる。
こんなにしょっちゅう家に人の集まる視覚障害者も、そうはいないだろうと思う。やはり人柄なのだろう。

普段はいかにも江戸っ子気質で、わたしをみなさんに「舎弟です」と紹介するようなべらんめぇだが、それは表向きであって、ほんとうは目が不自由なことで招待主として心くばりができないのを、なによりもどかしく思っている、繊細で細やかな気配りの人だ。

このたび、長年続けてきたカウンセラーの勉強は、一応の資格を得たことでひと段落した。
これからは視覚障害者だけではなく、一般の人に対してもカウンセリングのボランティアをやって行くそうだ。
驚くべきは、これを機に、学生時代かじっていたドラムを再び習い始めたことだ。次なる夢は、シャネルのサングラスをかけ、女スティービーワンダーよろしく、みんなでセッションをすることなのだそうだ。これだからK子さんはすごい。

わたしがK子さんに初めて会ったのがちょうど30才のとき。
ひと世代上の元気な集団を見て、十数年後でも、これだけ元気でエネルギッシュにいられるんだと、ずいぶんと元気づけられたものだ。
今、わたしはその年に近づきつつあるが、またまた目の不自由なK子さんとそのお友達に元気づけられて帰って来てしまった。

はたしてわたしは、何をお返しできるのやら・・・ とりあえず、
「まじめな対面朗読ボランティアの方々にはちょっと読んでもらいづらいエッチ系の本があったら、わたしが読みますから、ぜひ呼んで下さいね」とだけ言っといた。
ほんとに来そうだからこわい。


by adukot_u3 | 2008-07-29 02:57 | 散歩・旅行
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