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二月大歌舞伎夜の部
二月大歌舞伎夜の部に行った。
きもののお客さんが多いと、関係ない私まで華やいだ気分になる。
これは歌舞伎座ならではだろう。
しかしいつもながら歌舞伎は長い!16:30~21:00。

今月は、初代・松本白鸚(はくおう・幸四郎と吉右衛門の父)27回忌追善公演だそうで、 松本幸四郎・市川染五郎・中村吉右衛門・尾上松緑と、ずらっと並んだ口上は、それはそれは壮観。めったに来ないから、なんだか得した気分だ。

ミュージカルや現代劇の舞台の転換の早さに慣れてしまうと、 少々退屈する場面もあるにはあるが、じっくりと見入るのもたまには楽しい。
松本幸四郎や中村吉右衛門はもう大御所なので、今さら驚くこともないが、 TVで見て、何となくヘラヘラした感じのする若手を実際に見ると、 そのギャップに唖然とすることが多い。
いつだったか「四谷怪談」で橋之助がやっていた「伊右衛門」を見た時は、 その美しい姿に、橋之助はやっぱり歌舞伎役者なんだなぁと感心してしまった。



そんなこんなで今回も楽しみにしていたのだが、染五郎の鏡獅子はすばらしかった。獅子になる前の女形の踊りがまた美しい。この人、こんなに踊りが上手かったんだぁ・・・。
調べてみると、日本舞踊松本流家元だった。そりゃうまいはずだ。
華があって美しくて、踊りも上手。
あぁ、この人もやっぱり歌舞伎役者なんだなぁと感心していたが・・・。

見ているうちに微妙に違和感を感じてきた。
初めはそれがナンなのかわからなかったが、最後の方でやっと気づいた。この人、「スタイル良すぎ・・・」
橋之助の伊右衛門は男だったのでそれほど感じなかったが、 女形はやはり、帯から下が長くてバランスがどうも気になってしまう。
それに、染五郎の小さい顔は、鏡獅子のフサフサの毛に埋もれてしまって、 2階席からはちょっと見にくいのだ。
歌舞伎役者は顔が大きい方がいいと昔から言われているのは、なるほどこういうことだったのか。

でも、染五郎は現代劇にも出るから、そっちのファンを歌舞伎に連れてきてもらうためには、 顔は小さい方がいいかも。
そんな人たちは「帯から下が短くてカッコ悪~い」って思うんだろうし。 そうやってちょっとづつ変わって行くんだろうな。
by adukot_u3 | 2008-02-13 00:38 | 演劇・演芸
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