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『千の風になって』宝塚版
Quatre Saisons 〜日本の四季を歌う〜(CD)

Quatre Saisons 〜日本の四季を歌う〜(CD)
価格:2,000円(税込、送料別)

この歌は、奥さんをガンで亡くした幼なじみの友人と、その子供達を励ますために、作家の新井満氏が作ったものです。
本が出ていたり、映画の主題歌にもなったり、朝日新聞の天声人語にも紹介され大反響を呼んだそうなので、きっと世間の人はほとんどご存知なのでしょうが、わたしは全然知りませんでした。

わたしがこの曲のことを知ったのは、おととい。父の供養のために京都の大谷祖廟を訪れた日の夜、わたしと同じく宝塚ファンでもある、友達の家に泊まった時に聴かせてもらいました。

『Quatre Saisons』〜日本の四季を歌う〜というそのCDは、宝塚の娘役4人が日本の童謡を歌った心温まるもの。なかでも友達が「いいよ」と言ってかけてくれた『千の風になって』という歌は、それはそれは素晴らしいものでした。

宝塚歌劇団は、歌劇と言う割に意外と歌のレベルは今イチだったりします。女性誌でもてはやされている有名どころのOG女優の歌を聴けば、その実力は推して知るべしです。
ただ、華やかではないけれど、彼女たちよりもずっとずっと実力を持った生徒(劇団員のことをこう呼びます)がいることも確かです。

このCDで『千の風になって』を歌っている”音花(おとはな)ゆり”ちゃんは、実は友達の親戚であり、お母さんも元タカラジェンヌ。おまけに妹さんは、今売り出し中の”相武紗季(あいぶさき)”ちゃんなのです。

この歌は、亡くなったひとが、遺されて悲しむ人たちに向けて「わたしは死んだのではなく、大空を吹きわたる風になったのですよ」と語りかけるというものですが、偶然にも、父を弔うための旅先で知ったわたしは、これよって死生観に大きな影響を受けました。
死んで風になるかどうかなんて、やっぱりわからないのです。
わからない方がいいのです。
でも、この歌を聴くとなぜか涙が出るのです。

人は、清くもなく正しくもなく美しくもありません。
もちろん宝塚だってそれは同じことです。
だからこそ人は「清く正しく美しく」ありたいと願うのでしょう。
わたしも心の中で、”できる範囲で”清く正しく美しくありたいと願っています。
そう思うのは、かつて自分を愛し慈しんでくれたひとが、千の風にのって見守っていると、どこかで思っているせいかも知れません。

ネットでほかの方々が歌っているのを試聴してみましたが、わたしはやはり、ゆりちゃんの声がいちばんこの歌にしっくりくる気がします。(ヒイキ目か?^^;)
一緒に歌っているほかの3人の歌声もなかなかなものです。
宝塚の人だと言わなければ、まずわからないでしょう。
安田姉妹の童謡を聴くなら、たまにはこんなCDを聴いてみるのもいいのでは?
36曲入りで2000円。安い!
宝塚を知らないヒトにこそ、是非オススメしたい逸品です。
by adukot_u3 | 2006-05-31 05:31 | TV・音楽
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