歌好き地図好き散歩好き。おまけに路地好き文具好き。最近はウクレレLOVE!モットーは『自分で調べて自分で考えて、なるべく自分の事は自分でやる』。さそり座、黒ひょう、AB型女。
by maccheroni
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車、水没。
叔父の車が海に水没した。
いきさつはこうだ。

ふだん、港の岸壁脇の空き地に車を止めている叔父は、その日の朝も同じようにそこに停めようとした。
海に背を向けてバックしたところ、いつもあるはずの船用の太いロープがなかった。
叔父は、日ごろからそれを車止めのアタリとしていたのだ。

当然、車は後ろから海に転落。
動転した叔父は、沈み始めた車内でなんとか窓ガラスを開けようと格闘したが、さすがに力尽きた。
目の前の道路を、なにごともなく通り過ぎる車たち…。
”ああ、ここでお陀仏か…”と思ったらしい。

ところが、足元に、ふだんはトランクに入っているはずの工具箱のカドが見えた。
近々タイヤ交換をしようと思って、トランクから出して助手席の下に置いておいたのだった。
あわてて工具で窓ガラスを割り、車内から脱出。
叔父が車から出るのと、車が沈んで行くのがほとんど同時だったという。

偶然はそれだけではない。
岸壁まで数メートルのところまで来たとき、なんと、今まさに出航しようとしている釣り船に遭遇。
その釣り人に助けられ、無傷で生還することができた。

夜になって、クレーンによる引き上げ作業が始まった。
車は岸から10メートル、水深4~5メートルのところに沈んでいたそうだ。
場合によっては、この車とともに引き上げられても不思議ではなかったな。
逆さ吊りになった車から吐き出される、ものすごい量の海水を見ながら、あらためてそう思った。

しかし、叔父が助かったのは単に偶然だけではない。
”お陀仏か…”と思いつつも、「窓ガラスを割るものが何かないか?」とあきらめずに車内を探しまくったことや、海に出てからは、泳ぎに邪魔な靴や上着だけを脱ぐなど、冷静さを失わなかったことも、大いに関係しているだろう。

それとやはり、元漁師だということだ。
漁師なら、沈む船から間一髪で脱出した経験は一度や二度ではないはず。
それも真っ暗だったり、氷の海だったり、嵐の中だったり、赤道直下の灼熱だったり…
普通の人ならまず一発でお陀仏だ。

ビックリしたのは、隣に住んでるわたしが気づいた時には叔父はすでに海から上がり、救急隊を追い返し、お風呂に入った後だったこと。
そして、警察の事情聴取に応じながら当然のように濡れた服の洗濯をし始めたことだ。

※ダイバーの手配、クレーンでの車の引き上げ、レッカー移動等で費用は25万円。
 全て保険でカバーできたのが不幸中の幸いだ。
 高齢なこともあり、免許は返納するとのこと。

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by adukot_u3 | 2014-11-25 12:15 | 事件・事故
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