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筑紫哲也『この「くに」の冒険』
亡くなった筑紫哲也氏の『この「くに」の冒険』を読んだ。
筑紫氏のことは前に、日記にも書いた。(「最後の多事争論」)
そのときは「日本はガンにかかったようなもので、ガンとの戦いのためにエネルギーを使い果たし、必要なところにエネルギーが届かない状態にある」
と表現していた。

『この「くに」の冒険』では、
「黒船、敗戦など、いつも日本は外圧によって否応なく変化させられ、結局、不利益を蒙る結果となっている。日本のように元々冒険の苦手な国は、結末を引き延ばした末に、最悪の選択をしがちだから、今のうちに頑張って変化する覚悟を持たなければ取り返しがつかなくなる」
というようなことが書いてある。

冒険できるくらいならとっくにしてる。
この国は、未曾有の借金を抱えながら、とことん冒険できない国なのだ。
そのうち、政府の借金が国民の貯蓄を上回ったところで、平成の徳政令がなされ、生まれた時から自立的に変化をしたことのないわたしたちは、右往左往しつつ、カードを引くことを延ばし延ばしした末、最悪のカードを引いて七転八倒するだろう。

最近のテレビは、ちょっと前の「お馬鹿タレント」から、「高学歴で賢いタレント」にスポットを当てるようになった。
「大丈夫、お前たちよりバカがいるから安心しなさい」から、「バカなお前らなんかに歯が立つわけないんだよ」と言われているような気がするのは気のせいだろうか?
by adukot_u3 | 2013-10-03 23:21
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