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金蔵万燈会(かなくら・まんとうえ)2013
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金蔵万燈会に行ってきた。
海に囲まれた能登半島のなかで、海に面してない山深いところにある金蔵地区は、室町時代に全村焼き討ちにあうという悲しい過去を持っている。
その霊を慰さめるために始まった、集落全体をガラスのコップに入れたキャンドルで照らそうという、町おこしを兼ねたイベントが万燈会だ。

今年は仕事で疲れて行かない可能性もあったので、誰も誘わなかったら、結局ひとりだった。
オランウータンのように単独行動が基本のわたしだが、金蔵万燈会は暗すぎてさすがにひとりは怖かった。
途中、道を間違えて、目を開けてもつぶってもおんなじという真っ暗闇に迷い込んでしまった。
そんな経験は、長野の善光寺の「戒壇めぐり」以来だ。
来年からは誰かを誘おうと思った。

怖いとは言え、イベントなので人はたくさんいる。
こじまんりとながら、夜店も10軒以上はある。
ステージでは、歌を歌ったりもしているし、5つのお寺さんではそれぞれ、ガラスのカップに入れたろうそくの炎が並べられていて、相変わらず風情があって美しい。
でも、明暗のコントラストがあまりにも強いせいで、ろうそくの炎の周りの暗闇がさらに強調されて、今年はとにかく暗さが際立って見えた。
たぶんひとりで行ったせいもあるだろうな。

「電気がないとこんなにも暗いんだなぁ」とか「月って明るいんだなぁ」とか、「昔の人が和歌で月のことを詠った気持ちわかるなぁ」とか、いろんなことを考えた。
人と喋りながらも楽しいけど、こういう、一人じゃないと感じられないことがあるから、単独行動はやめられない。
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境内に並べられた燈籠とガラスのカップの明かり。

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ろうそくの明かりが草の緑を映す、えもいわれぬ美しさ。

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あぜ道沿いに掲げられた明かり。
肉眼ではもう少し明るさを感じられるが、間違ってたんぼに突っ込んでしまってもおかしくないほど暗い。
今年は、道の辻に、大学生のボランティア?たちが、ミニライトを無料貸し出ししていたほど。

写真は撮ったものの、たぶんわたしが感じる1/10も伝わらないだろう。
来年は、もう少し上手に写真を撮りたいな。
by adukot_u3 | 2013-08-21 12:18 | 能登半島
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