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魚沼産コシヒカリ
魚沼産コシヒカリ_f0046622_22184568.jpg魚沼産コシヒカリをかまどで炊いたごはんが自慢というお店に行った。

まずい。
予想に反して意外に美味しくなかった。
わたしだって電子炊飯器で炊いて、ジャーで保温してましたと言われれば、べつにまずいとは言わない。
でも、魚沼産コシヒカリをかまどでと言われれば、誰だってそれ相応のレベルを期待するというもの。

かつて、魚沼で農家をしている友達の家に遊びに行ったとき、お客さんだからと、家の人でも滅多に食べないその年の新米を食べさせてもらったことがある。
そのときの衝撃は今も忘れられない。
甘くて香ばしくて瑞々しくて・・・今まで食べたどのごはんよりも美味しかった。
それまで実家で食べていたお米もそこそこ美味しいと思っていたが、魚沼産コシヒカリはやはり、普通のお米とは違うんだなぁと改めて思ったものだ。

しかし、そのお店のごはんは、実家で食べるのよりも全然美味しくなかった。
一緒に食べていた新潟三区出身の友達も同じ意見だった。
協議の結果、「原因は水じゃないか?」ということに落ち着いた。

ところが先日、うちの田舎のお米をお裾分けした東京の人から、「とても美味しいお米だった」とお礼を言われた。
うちの田舎の米クラスでそう言われるってことは、原因は水じゃない。
「お米を混ぜてるんじゃないの?」
そう言ったのは、「外の安い生ビールは絶対に発泡酒が混ざっている」と断言する関西在住のビール通の友達だ。

なるほど、それなら納得できる。
たしかによく考えたら、魚沼産コシヒカリなんてそうたくさんとれるわけがない。
それにしても、お店の前のあの行列はなんなんだろう?
みんな美味しいと思って並んでるのかなぁ?
もしかしてみんな一見さん?
べつにほんとの魚沼産コシヒカリじゃなくても、そこそこのモノが安く食べられればいいのかな?
あ、今気づいたが、値段も安すぎだったな。

でも、あのレベルのごはんを魚沼産コシヒカリとして出されるのは、ホンモノの驚異的な美味しさと、それを作っている人たちを知ってるだけに、残念でならない。
by adukot_u3 | 2013-03-25 22:22 | グルメ
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