米国で最も有名な精子バンクのひとつ「
カリフォルニア・クライオバンク」のサイトにびっくり。
髪の色、目の色、出身種族をプルダウンメニューで選ぶ。
まるでネットショッピングサイトだ。
そして表示される、顔写真のないドナーのデータの数々・・・。
かつて見た『
ガタカ』という映画を思い出した。
自然出産で生まれた者を”不適正者”、遺伝子操作で生まれた者を知能と体力に優れた”適正者”とし、適正者を限りなく優遇する近未来を描いた物語だ。
見た当時はただのフィクションとしか思わなかったが、こうなってくると、DNAの段階で勝ち負けが決まる世界というのが俄然リアリティを持って浮かび上がってくる。
最近、周りでちょっと似たようなことがあったので、余計にまじまじと眺めてしまった。
ちなみにクライオとは【cryo】で「冷凍の」という意味。