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お供えご膳
お供えご膳_f0046622_18172238.jpg今年もお盆を実家で過ごした。
パソコンを持って行かなかったので、のんびり過ごせるかと思ったが、ないならないなりに、腰痛の母の部屋の模様替えや押入れ棚つくりなど、アナログ作業がいろいろあって逆に忙しかった。

そのひとつが仏壇用のご膳。
浄土宗であるわが家では13~16日まで毎日、こういうご膳を朝、お供えすることになっている。
もちろんおかずは毎日違う。
ものぐさなわたしは「晩に作っといて朝乗っけりゃいいんじゃないの?」とまじめに思っているが、やはりそればダメらしく、母は早起きして作っている。
ダシもカツオはNGで、こんぶのみ。
几帳面な母は、鍋やザルまで精進用とそうでないものを分けている。
面倒くさがりやで信心とはほど遠い私はいつも、それを混ぜこぜにして母に嫌がられている。
「こんな習慣絶対に廃れるよ」とぶーたれるわたしに、「おまえの時代になったら勝手にしなさい」という母。
毎年こうして言い合いをしながら作るのが常だ。

当然これの残りが朝食にもなったわけだが、食べるたびに精進料理って本当においしいなとしみじみ思う。
今年はわたしが作ったくずきりのゴマダレが結構美味しくできて、我ながら満足。
写真ではあんかけ麩だが、これがおぼろ豆腐のときもあって、わたしのあんかけ豆腐好きはここから始まっている。


能登地方は浄土真宗が多く、精進料理と読経と法話がセットになった「お講」という行事が昔から盛んだった。
わたしが子供のころはたしか百円ぐらいだったと思う。
檀家とか関係なく誰でも食べられるので、いろんなお寺に行って食べた記憶がある。
読経と法話に行った記憶はないが、昔は境内が遊び場だったり、夏休みにお堂を開放していたり、こうした「お講」などで、今よりお寺はずっと身近な存在だった。


今はどうなってるのかと思ったら、今もちゃんと「お講」は行われていた。
こういう地産地消、安全なスローフードが守られているからこそ、一番近いマクドナルドまで2時間もかかるのかもな。
by adukot_u3 | 2012-08-25 19:05 | 日々雑感
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