人気ブログランキング |
『ファド』、ユネスコの無形文化遺産に。
ポルトガルの民族歌謡『ファド』が、ユネスコの無形文化遺産に認定された。
ユネスコもなかなかやるじゃん?

ファドは、人生の悲哀や失恋、故郷を離れた寂しさなどを歌うことが多いので、暗い歌ばかりと思われがちだが、意外にカラッとした曲もある。
ただ、12弦のポルトガルギターの音色と、独特のフシ回しやマイナーな旋律はやはり、”サウダージ”と呼ばれる郷愁と思慕の混ざり合ったポルトガル的な哀愁を歌うのが一番ふさわしい気はする。

イタリアにカンツォーネ、フランスにシャンソンがあるように、ポルトガルにはファドがある。歌詞の内容はさっぱりわからないけど、なぜかわたしはこの異国の哀しげな旋律にとても惹かれる。命を賭した航海へと男達を送り出す土地柄で育ったことも、多少は影響しているのかも知れない。

落ち込んでるときに、こんな暗いの聴いたらもっと落ち込んじゃって大変~と思うかも知れないが、飛び上がるには一旦膝を折ってかがむ必要がある。ファドは、そういう歌だと思う。その証拠に、よく聴くと驚くほどに力強い。

ファドと言えばこの人、アマリア・ロドリゲス。もう亡くなっちゃったけど。

by adukot_u3 | 2011-11-28 21:16 | TV・音楽
<< アンジェラ・アキ『津軽海峡冬景色』 立川談志さんの『紺屋高尾』 >>