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『ラリグラスの会』チャリティーコンサートfinal
ラリグラスの会とは、広島のノートルダム清心中・高校同窓会が中心となり、広島と東京で年交代でやっているチャリティーコンサートの収益を、ネパールのポカラ在住のシスター・川岡俊子さんを通して、ネパールの子供たちに教育支援している団体。
今まで支援をしてきた子供たちは、200人を超え、いろいろな分野で社会に貢献できるようにもなったのに…残念ながら諸般の事情により、12回目の今年で最後となった。

業界人でもないごく普通の人がいきなりコンサートを始めて、それを12回も続けるなんて、ご苦労はいかばかりだったかと思うが、今回はなんと、ノートルダム清心中・高等学校同窓会のコーラスの有志の方々が出演のために、わざわざ広島から上京され、シスターも帰国された。

コンサートの冒頭の挨拶でシスターは、この支援が着実に実を結んでいるとされつつも、
「カーストという難しい制度のあるネパールという国はそう簡単には変わらない。
でも、こうして支援によって教育の機会を得た子供たちが社会で活躍するようになることで、少しづつでも変わって行くことを願いたい」
そうおっしゃっていた。
カーストがいったいどういう感じのものかは私にはわからないが、これが、長年ネパールの厳しい現実の中で支援を続けて来られた実感なのだろうと思う。

わたしは数年前にとあるご縁から、チケットとプログラムのお手伝いをするようになり、今年は今さらながらのホームページもちょこっといじらせていただいた。
当然ながらノートルダム清心とは縁もゆかりもなく、それまでチャリティーというものにも無縁だったわたしが、この会の末端に携わるようになったおかげで、ご高齢にもかかわらず精力的に支援されている方々や、第一線でもご活躍なのに、チャリティーで出演を快諾される音楽家の方々を間近で拝見できたことは、とても貴重な経験だった。

『ラリグラスの会』チャリティーコンサートfinal_f0046622_2129851.jpg今まで、てっきりこの会はシスターが教育の機会に恵まれないネパールの子供たちの現状を憂えて始められたものだと思っていたが、実はそうではなかった。
よくよく伺うとそのきっかけは、OGの方々が、まだ日本の戦後復興が十分でない頃に学校設立という苦労を担われた支援者やシスター方への感謝、そしてそこで質の高い教育を受けられたことに対する感謝の気持ちを、いつか何かの形でお返ししたいと考えていらして、その思いが、ネパールにおられるシスターの存在と結びついて始まったということだった。

そういえば美智子皇后も、嫁がれた理由のひとつに「大変な時代にもかかわらず、きちんとした教育を受けられたことに感謝して、今度は自分が社会のお役に立たなくては…と思いました」と仰っていたことを思い出した。

コンサートの最後、毎回「みなさんご一緒に」という出演者とお客さんみんなでひとつのテーマに沿った歌を歌うというコーナーがある。
今年のテーマは「感謝をこめて」で、歌は『故郷』だった。 
あの、♪う~さ~ぎ~お~いしか~の~や~ま~というアレだ。

しかしこれがまた、どうしたことかうるうるして歌えない。
ちょっと前まではそんなこと全然なかったのに・・・。
ちなみにプログラムにこの歌詞を入れてるときも、YouTubeで東京放送児童合唱団の歌声を聴きながらやっていたら、どうにもうるうるして仕方がなかった。
これが加齢現象と言うものか?
あんまり人前で涙を見せないタイプなので、そのことに自分自身が一番ビックリした。
とりあえず天井を見ながらなんとか歌い終えたが、『上を向いて歩こう』の歌詞ってほんとだったんだな。
by adukot_u3 | 2011-09-28 21:35 | 演劇・演芸
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