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『生いちご』
『生いちご』_f0046622_4195164.jpg 早々にかき氷を食べた。かき氷なんて、ひと夏に1回食べるか食べないかなのに、先日の蒸し暑いとある日、うまいもの好きな人に誘われて行ったところ、『生いちご』という名前と、ふんわりとした氷のサンプルに惹かれて、ついつい食べてしまった。

 うまい!!
刻んだ生のいちごの果肉がどっさり入ったシロップは、ヨーグルトにかけると丁度いいぐらいさっぱりしている。これだけ食べてもいいぐらいの甘さだ。

『生いちご』_f0046622_2455597.jpg そしてでかい!!
昔よく食べた、氷をカンナで削ったような正統派なかき氷がふんわりとてんこ盛りになっている。
 最近では、かき氷と言いつつ、クラッシュアイスのような、品のない、なんちゃってかき氷が出て来ることがほとんどなので、あんまり食べなくなっていたが、久々にちゃんとした氷を見て、テンションが上がった。
 なんだかんだ言っても、やはりかき氷の基本は氷。お寿司の基本がしゃりなのと同じだ。ちゃんと欠いた氷は、かんなの削りくずのように薄く繊細で、口に入れると綿あめのように、ほろほろと溶ける。

 『生いちご』は文句なく美味しかったが、値段が800円。都心でこの量とクオリティを考えると、妥当な値段だが、何度も食べるかと言うと?だ。思いっきり堪能しといてナンだが、できればかき氷には、適度な値段と大きさで、近所の商店街の軒先にひらひらとぶら下がっている、あの旗のような存在であってほしいという、勝手な思いもあったりする。



 わたしが子供のころ、家業の美容院では、お客さんの希望で、夏は和菓子屋からかき氷の出前をとっていた。あの暑い「おかまドライヤー」の中から出てきたお客さんは、それはそれは幸せそうにかき氷を食べていた。

 木のおかもち、デコボコしたアルマイトのお盆、コカコーラみたいなうす緑色のガラスの器。みぞれのシロップ、カーラーを巻いたおばちゃんたちの笑い声・・・。

真夏の暑い盛り、クーラーを効かせたお店で、おかまドライヤーに入り、かき氷を食べる。省エネやロハスなんて言葉すらなかったある意味平和な時代・・・。そんな日常の中に、わたしの「かき氷」の原風景はある。

『生いちご』_f0046622_24720100.jpg 物持ちのいいわたしは、33年前に買ってもらった「タイガーベビーアイス・ぎょろちゃん」をいまだに愛用している。そんじょそこらの、なんちゃってかき氷屋の機械より、はるかにいい仕事をする。

生いちごのかき氷は・・・
目白の甘味処・志むら

『生いちご』_f0046622_1964862.jpg
by adukot_u3 | 2010-06-17 02:47 | グルメ
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