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ユニクロ今昔ものがたり


 ユニクロ銀座店の早朝セールに2000人以上が並び、店側が配ったパンやらを食べながら開店を待ったそうだ。並んでモノを買ったり食べたりが苦手なわたしは、この不思議な“行列”という現象にどうしても食いついてしまう。
こないだのマクドナルドは昼間だからまぁいいとしても、こんな寒い時期に夜中からよく並ぶよなぁ・・・ご苦労さま。
と言っているわたしだが、初めてユニクロでモノを買ったのは、もう20年も前になる。



 今やすっかりメジャーになったユニクロだが、当時はメンズ中心で、よくある郊外の幹線道路沿いのジーンズショップ風の、樽の中に靴下が無造作に入っていたりするような、イケてない店だった。
有名なデザイナーに依頼したのだろうが、人と人が手をつないだ影絵のような、往年の『妖怪人間・ベム』のオープニングを彷彿とさせるようなロゴマークもちょっと不気味だった。

 CMも「レジ前で大阪のおばちゃんが、返品したいと服を脱ぎ出す」という今のオシャレ路線からは考えられないもので、周りの人に「昔のユニクロはダサダサだった」といくら説明しても、ぜんぜん信用してもらえなかった。

 この行列のニュースを見てふとそれを思い出し、んなものまさかアップされてるわけないよな~と思いつつ、Youtubeを検索してみると・・・あった!おばちゃんが服を脱ぐCMが。
久々に見たが、よくこんなCM作ったよなぁ。
後々、ユーミンだの藤原紀香だのが出るようになるとは、このときは夢にも思わなかった。

 メンズ中心の店だったので、買えるものと言えば靴下とか家で着るTシャツぐらいだったが、値段のわりにモノもそこそこだったので、お金のないペーペーの身にはありがたかった。
現在の社長に変わったのはどうもこのあたりらしく、それ以降、CMから何から大激変が始まるのだが、価格と品質のバランスという意味では、意外と変わってない気がする。

 ちなみにわたした行っていたユニクロは、現在ディスカウントショップになっている。3本のポールがユニクロの名残をとどめている。
by adukot_u3 | 2009-11-23 01:55 | 日々雑感
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