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『ベルサイユのばら』
 久々に宝塚歌劇を観てきた。
「1回観たい」という宝塚未経験の友達を連れての観劇だったが、結果は大失敗!
友達にはほんとうに申し訳ないことをした。
「ベルばら」は、男装の麗人(いまどき言うかな?^^;)オスカルと、オスカルを愛するアンドレ、フランスの王妃マリーアントワネットを中心とした物語。それなのに、なんとマリーアントワネットが出てこない。

 なんで???と思ったら、『外伝 ベルサイユのばら─アンドレ編─』なんだとさ。
え~っ!外伝だかアンドレ編だか知らないが、マリーアントワネットを出さずして、ベルサイユを描こうだなんて、とんでもない。
♪ジャ~ンと登場した水戸黄門が印籠持ってないみたいなものだ。これでは「ホントに黄門さまかよ」と疑われかねない。

 この─アンドレ編─では、オスカルLOVEなアンドレの元に、子供のころ結婚を約束したというマリーズという女性が田舎から出てくるという設定だ。
美しいトップ娘役が演じるマリーズが、泣けば泣くほど、そんな昔の約束を今さら言われてもなぁ・・・と鼻白むわたし。



 初演から35年を数えて今なお、宝塚のドル箱となっているこの『ベルサイユのばら』。
最近では「アンドレ編」のほかにも、「フェルゼン編(スウェーデン貴族でマリーアントワネットの恋人)」「アラン編(一介の兵士)」など、外伝のオンパレードだ。
外伝と名がつきゃなんでもアリなのか?と毒のひとつも吐きたくなるというもの。(ひとつじゃないけど;^^A)

 なんて言っている私も、実は『ベルばら』は今回が初見。
この物語自体は嫌いではないが、どうも宝塚版のセリフがネックだ。
「千の誓いがいるか 万の誓いがほしいか・・・えんえんつづく・・・わたしだけを一生涯、愛し抜くと誓うか!」とまぁ、ラブシーンなのに、セリフがやたら長くて文語調。
初演のときには良かったのかも知れないが、今の時代にはちょっと古すぎじゃないかと。
反面、「けがらわしい!」とかいうSっぽいセリフにグッときたりもするが・・・(^^ゞ)

 脚本・演出は、劇団の元理事長で現在は特別顧問、最古参の座付き作家でもある植田紳爾(うえだ・しんじ)氏。
「♪愛それは甘く~」というあのベルばらの主題曲の作詞をはじめ、一般の人が抱くいわゆる「タカラヅカ」のイメージは、彼のプロデュースによるところが大きい。
劇団を赤字から脱却させた功労者ゆえ、脚本に手を入れたり、他の人が演出するなどもってのほかなのだろうが、初観劇の友達の、微妙な表情を観るとやはり、なんとかした方がいいんじゃないか?と思ってしまうのだ。
by adukot_u3 | 2009-10-31 01:41 | 演劇・演芸
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