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『MAN ON WIRE』
『MAN ON WIRE』_f0046622_51776.jpg 『MAN ON WIRE(マン・オン・ワイヤー)』を観た。
1974年にフィリップ・プティというフランスの大道芸人がやった、今は無きニューヨークの世界貿易センタービルのツインタワーのてっぺんでの綱渡りを描いたドキュメンタリーだ。
知らなかったが、2008年度アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞している。

 最初にこのサイトの写真を見て、なんとなく寡黙で修行僧のような人を想像していたが、映画が始まるやいなや、機関銃のように喋り出すおっさんが出てきて、このひと誰?と思ったら、ご本人だったのでビックリした。
その後は、彼と彼を支えた人々が、それぞれの立場から、この世紀の綱渡りに対する思いを語ることで進行していく。

 メディアでは、綱渡りの瞬間だけがクローズアップされがちだが、これを観ると、これほど大掛かりなものは、周りのサポートなしにはなし得なかっただろうことがよくわかる。
なんせ、綱渡り以前の問題として、大の男があの高さで乗っても大丈夫なあの長さのワイヤーを、警備の厳しいビルにこっそりと持ち込むことがもはや、普通に考えたら絶望的だ。



 それでも出入り業者をしらみつぶし(懐かしい。「太陽にほえろ!」を思い出す^^;)に調べたり、入館許可書やら、もろもろの書類を偽造したりして、なんとか実現に漕ぎつけるわけだが、その緻密さはまるで、銀行の金庫破りさながらだ。

 当時、この事件は「今世紀最大の犯罪芸術」と呼ばれたらしい。
たしかにフィリップの綱渡りだけ見るとそう見えるかも知れないが、わたしには芸術というよりピラミッドのような一大プロジェクトに思えた。

 そして、クライマックスの綱渡りのシーンでは、なにやら崇高さすら感じたのだ。
無意識にああいうものに憧れがあるのか?それとも秀麗な見世物として見ているのか?自分でもよくわからない。
でも、歩道橋すら怖いこのわたしは、ヘタレのくせに、高いトコ+ワイヤーが出てくると、なぜか観たくなるらしい。

そのパターンで、過去にはこういうのも観た。
クリフ・ハンガー

昔観た『タワーリング・インフェルノ』というパニック映画では、ビル火災時、隣のビルとの間にロープを渡し、ぶら下がったゴンドラで避難するというシーンだったが、最後の人が落ちてしまったのが、今だに忘れられない。
前世、転落死か?(>_<)
by adukot_u3 | 2009-10-11 02:27 | 映画
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