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川崎大師 風鈴市
川崎大師 風鈴市_f0046622_10321886.jpg 川崎大師の風鈴市に行ってきた。 「釣りしのぶ」を買うためだ。
釣りしのぶとは、写真にあるように、暑い時期、軒下にぶら下がった玉や棒っきれから、草がポヤンポヤンと生えていて、下には風鈴なんかがくっついてたりしているヤツだ。
見た目に涼しく手もかからないので、数年前まで、ものぐさなわたしの夏の観葉植物となっていたが、枯れてしまってからは、そのままになっていた。

 今年の春ごろ、ふと思い立って急に欲しくなったので、できれば教室に通って、自分で作ってみたい!と、ネットをいろいろ探したが、東京ではこれを作っているのはもう一軒しかなく、教室なんてやっている場合じゃないらしい。
篠原風鈴本舗の江戸風鈴(これも作っているのはただ一軒)のサイトに、釣りしのぶと風鈴のセットのネット販売のページがあったが、作れないならせめて、釣りしのぶも風鈴も自分の目で見て選びたかったので、片道1時間近くもかけて、風鈴市に出かけたというわけだ。

 川崎大師は、初詣のコマーシャルをやるぐらい有名なお寺さんなだけに、どれだけ立派なのかと期待して行ったら、意外にこじんまりとしていた。
飴が名物らしく、「カントトカントト・・・」と、飴を切るリズミカルな音と売り声が響く参道は、威勢が良く、心地よかった。そこを抜け境内に入ると、その一角にこれまたこじんまりと風鈴市がたっていた。



川崎大師 風鈴市_f0046622_10315868.jpg川崎大師 風鈴市_f0046622_1032861.jpg が、実際中に入ってみると、金属、焼き物、ガラス、竹、炭・・・などなど、いろんな素材でできた、全国の名物風鈴が一同にぶら下げられた賑やかさと、その涼やかなと言うよりうるさいぐらいの音は、祭囃子にも似て、なんだかウキウキする。

 一番ひとが集まっていたのは、18金でできた「銀座風鈴」、金、壹佰萬圓也!
この字ヅラを見て、葬式の香典帳を書いたときのことを思い出したが、早い話が「100万円」だ。単に、金で作って一番高いから銀座風鈴ってのもなんだかなぁ・・・?
 銀座にはたまに風鈴を担いで売り歩くおじさんがいるだけで、元々作ってなんてないのに。
 18金、100万円、銀座、という単語を見ていると、昔あった「ふるさと創生」なんていう政策を思い出した。お金あったんだなぁあのころは。たかだか20年前なのに、この凋落ぶりはなんなんだろう・・・。などと、風鈴と関係ないことをふと考えたりする。

 そのほか、岩手県の南部鉄器や京都の清水焼、瀬戸焼や萩焼、沖縄のびーどろ風鈴など、ほんとにバラエティ豊かで、思わずひとつひとつに耳を近づけて鳴らしてみたくなる。
 珍しかったのが、グレーの備長炭同士がぶつかって音が出る、備長炭風鈴。音色は良かったが、一本一本加工しているわけではないので、見た目が焦げたナスを吊るしているみたいで、イマイチだった。

 この時期、朝顔市やほうずき市などがあちこちで催されるが、風鈴市は目だけでなく、耳でも楽しませてくれるので飽きることがない。それに、どこの特産品がナニ!とか、小学校の社会科を思い出したりして、なかなか楽しめる。おすすめだ。

川崎大師 風鈴市_f0046622_10314211.jpg わたしはだいたいいつも、この「イゲタ」と呼ばれる形のものを買う。
丸いやつや、妙に作りこんだやつは、なんとなく野暮ったい感じがしてしまうのだが、これはスッキリとしたところが気に入っている。
先月、祭りに帰ったとき、母が趣味の盆栽を枯らしてしまって寂しそうだったので、今回のイゲタは実家行きとした。

釣りしのぶ

篠原風鈴本舗

川崎大師風鈴市
by adukot_u3 | 2009-07-23 10:31 | 散歩・旅行
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