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『シャリトー・ベルサイユ』
ちょっと前のことなので忘れていたが、『シャリトー・ベルサイユ』を観た。
~真矢みきが10年の封印を解く! 究極の男役が銀座で復活~というコピーと、『ベルサイユ』というタイトルに、宝塚時代からの真矢さんファンのわたしは、ついついつられ、なんにも考えずにチケットをとってしまった。
が、よくよく見ると、超苦手な「ハートウォーミング・コメディ」というサブタイトルが。案の定、上演中にもかかわらず、しばし休息・・・zzz。
期待しすぎたわたしもいけないのかも知れないが、ワタシ的にはイマイチだった。

でも、久々に踊る真矢さんを見て、やはり見せ方が上手いなぁと思った。もちろん、他のダンサーの方々もお上手なのだが、真矢さんの場合、スーツの裾さばきや、首の角度、視線の配り方、表情がやはり違うのだ。
真ん中に立ち慣れているというか、おおぜいの観客の視線が常に自分に注がれているという意識の強さというか・・・2500を超える大劇場をホームグラウンドとする、「タカラヅカ」というスターシステムによって培われるものとはこれか!と思わせるものがあった。

芸能界には、彼女よりも美しく、人気のある女優さんがたくさんいる。
ただ、テレビという小さな枠の中では器用に演技をするものの、歌を歌ったり、ダンスをし出したとたん、ガッカリさせられることが多いのも事実だ。
その点、タカラヅカOGは、ちょっと年をくってはいるが、ひとたび歌い、動き出すと、キレイなだけのポッと出の女優との違いは歴然。
芝居・歌・ダンス・バレエ・タップ・日舞・ピアノなどなど、芸事の基礎をみっちりと仕込まれた彼女たちは、実は、芸事におけるキャリア組なのだっ!
と大きく出てはみたが、レベルがひとそれぞれなのは、タカラジェンヌに限ったことではないので、あしからず(;^_^A



二十五年一日、タカラヅカを観続けてきたわたしにとって、あの、目のクリクリした八重歯のかわいい女の子が、こうして銀座で堂々と看板を張るようになっただけでも感慨深いのだが、今回はまた、同じ事務所の男子を引き連れてと言うか、抱き合わせというか付け合せというか、そんな感じもあって、さらに立派になったなぁと感涙ひとしおである(T_T)

真矢さんはかつて、地毛のロン毛で男役をやったり、篠山紀信でエロティックな写真集を出したり、つんく♂プロデュースで武道館コンサートとやったりなどなど、「タカラヅカの革命児」と言われるほど、常に新しいことでファンを驚かせてきた。
豪華な衣装で大役をいくつも演じて来たにもかかわらず、最も好きな役は小汚い袴姿の「坂本竜馬」だと言い続けているのも、いかにも真矢さんらしい。

アラフォーブームだかなんだか知らないが、ここのところ急に持ち上げられ出したのは、今という時代の閉塞感が、そういう真矢さんのパーソナリティを、やっと嗅ぎつけたからだろう。
最近、結婚もし、ドラマに映画に舞台に歌にバラエティにと、さらに追い風に乗った真矢さんの勢いは、しばらく止まりそうにない。
はたして、この先どこまで飛んでいくのやら・・・。
by adukot_u3 | 2009-01-28 01:54 | 演劇・演芸
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