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年を越え、アルプスを越え
帰省ついでに、飛騨高山に寄った。
飛行機運賃が高いお正月とお盆は、それ以外の手段で「帰省がてら旅行する」という発想の転換、第3弾!だ。
往路・・・新宿~高山~白川郷(チラリ)~金沢~田舎
復路・・・田舎~金沢~新宿

年を越え、アルプスを越え_f0046622_23491641.jpg「なにも真冬に飛騨の山の中に行かなくても・・・」という声もあるが、寒がりでへそまがりなわたしは、真冬だからこそ燃えたりもする。
それに、高山での宿泊込みでの往復帰省費用19500円も魅力だ。
もちろん、高山での宿泊は旅館、往復高速バスという強行軍ではあるが。

こんな酔狂な企画にも賛同者がいた。同郷の友達Fちゃんだ。
新宿を高速バスで出発したのが午前8時30分。午後1時30分に高山に着いた。なんと、金沢からも参加したいと言う友達がいて、現地でおち合った。

年を越え、アルプスを越え_f0046622_23552266.jpg古い街並みが整備された高山市内は、山に囲まれたこじんまりとした街だった。幸い雪も少なく、お天気もまぁまぁ。
楽しく観光して、おいしい飛騨牛でもいただいて…のはずだったが、
ううぅぅっっ・・・寒~い!
底冷えとはよく言ったもので、足元の空気が恐ろしく冷たく、ちょっと歩いてはお店に入ったり、喫茶店に入って暖をとらないと、とてももたない。



どこのお店も暖房が石油ストーブなのが、それを物語っていた。
三人とも、雪に親しんで育っているので、雪にも寒さにも、ある程度は耐性があるはずだが、トシのせいか、この底冷えには参った。
真冬には、海から湯気が立ったりもするから、やはり海のそばは暖かいのかな?

とあるつけもの屋に入ったとき、同年代の若(?)おかみらしきひとに、帰省ついでの旅行であることを告げると、「人生楽しんでますね~」と言われて大爆笑した。この年末の忙しいときに、いいトシをした女がフラフラしているのだから、当然と言えば当然か。

年を越え、アルプスを越え_f0046622_23504756.jpg翌朝、バスの乗り換え時間の30分を利用して、世界遺産・白川郷にチラッとだけ降り立った。
山深いこんなところに、こんな集落が残っていることは驚きだが、山の中だし、住むには寒そうだし、なにより四方を高い山に囲まれるという状況は、海辺に育ったわたしたちには、どうにも息苦しいというのが、三人の共通意見だ。

その後、金沢に出て車で実家に向かったのだが、
新宿━(5時間半)━高山━(1時間弱)━白川郷━(2時間)━金沢━(2時間半)━実家
白川郷って、かなり金沢寄りだったんだ。
しかも、白川郷~金沢よりも、金沢~実家の方が時間がかかるとは…同県なのに。

長々と書いたが、実はワタシ的にこの旅で一番印象深かったのは、長野から岐阜へのアルプス越えだった。それまでのお天気が一転してぼた雪になり、目の前が真っ白になった。
道路標識のすみに、「←野麦峠」の表示が出たとき、昔見たテレビドラマ「ああ野麦峠」の映像と、小椋佳が歌う主題歌がフラッシュバックした。


そこは正確には野麦峠ではなかったが、そびえる険しい山々と深い谷、深緑色のダム湖、降りしきる雪のなか、そこを縫うように走る道は、今、車で通っても怖い。
少女たちは、こんな道を何日もかけて歩いたのか。それも家のために・・・。
その後、高山や白川郷を巡り、実家でさんざん羽根を伸ばし、帰って数日経った今でも、一面真っ白な壁に囲まれたあの光景は、今でもわたしの心の奥深くに刻まれたままだ。
by adukot_u3 | 2009-01-07 23:40 | 散歩・旅行
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