カテゴリ:アート( 12 )
幻想絶佳:アールデコと古典主義
f0046622_23365963.jpg東京・目黒にある東京都庭園美術館で「幻想絶佳:アールデコと古典主義」を観てきた。
東京都庭園美術館は、旧朝香宮(昭和天皇の叔父)邸を美術館に改装したもの。
展示もさることながらアール・デコ様式の内部は、国内外の専門家から高く評価されていて、東京都の有形文化財にも指定されている。
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すいぶんと昔に、モネの「睡蓮」をここで見た。
生きてるうちに観れるものは観ておかなくちゃと思ったのはあの時からだ。

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by adukot_u3 | 2015-02-18 23:41 | アート
フェルメール光の王国展2015
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フェルメール光の王国展2015に行ってきた。
青山学院大学教授で生物学者の福岡伸一氏による企画で、フェルメールの制作した作品37点を、制作年順に、原寸大で、なおかつ所蔵美術館と同じ額装で展示したものだ。
もちろんホンモノではなくレプリカ。
しかし、劣化を免れないホンモノよりも、最新のデジタル技術とプリンティング技術によって描かれた当時の色彩と筆致をとり戻すという、ある意味ホンモノよりもホンモノを追求した「リ・クリエイト」と言う超レプリカ展なのだ。
会場は日本橋三越前の日本橋室町センタービル1F。
KOREDO室町など近所のビルに入っている飲食店では、チケットの半券で会計が割引になったり、ドリンクサービスがあったりもする。
割引券も置かれているので、見に行く前にチラッと寄って割引券をもらって、お茶は鑑賞後がオススメ。
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500円でipod nanoの音声ガイドが聴けるようにもなっている。
しかもそのナレーションが俳優の小林薫と宮沢りえが演じるちょっとした芝居仕立てになっていて、音楽はヴァイオリニストの川井郁子。
もっとビックリしたのが専用アプリ。
会場でダウンロードして起動し絵にかざすと、スマホの中に、作成当時の色が再現されるというシロモノだった。
リ・クリエイトのbefore afterの違いが一目瞭然。
今後、イベントや催しはこうなって行くんだろうな。
しかし、お金かけてんなぁ。

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by adukot_u3 | 2015-02-18 23:23 | アート
キョンキョンの書評
同郷の画家、平体文枝さんの作品が、直木賞作家・森絵都さんの新刊「漁師の愛人」の装画になった。
それだけでもびっくりだが、あのキョンキョンが、その装画に誘われてこの本を手にしたとの書評を書いていて二度ビックリ!
それにしても、よりによって「漁師の愛人」の装画になるとは・・・作品から能登の香りでもしたのだろうか?
アカツキ」というタイトルのこの作品からは、キョンキョンの言うとおり、たしかに静かな孤独とほんのり温かい希望が感じられる。
孤独というと、どうしてもネガティブに捉えられがちだが、孤独になってみてはじめてわかることはたくさんある。
孤独と希望・・・この作品には、一見相反するかに見えるものが不思議なバランスで同居する魅力がある。

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by adukot_u3 | 2014-02-26 02:02 | アート
篠山紀信展 写真力

篠山紀信展 写真力』を見てきた。

圧巻!のひとこと。
「美術館なんて作品の死体置き場」とまで言っていた巨匠が「ぼくの仕事の中から、写真のチカラがみなぎる作品ばかり」を集めて、その写真力で空間と対峙した。

広いスペースの壁一面と言ってもいいぐらいの大きさにまず圧倒される。
昔、ルーブル美術館に行ったとき、初めて見たトンでもない大きさの絵画に圧倒されて、椅子に座ってしばし呆然としてしまったが、まさにそんな感じ。
そしてそこに写し出された人々の生々しいこと。
なにかその人の生い立ちやら性格やら、写されたときの気持ちやらがまるごと写しだされているかのようだ。
等身大をはるかに超える、「全裸で太刀を構える三島由紀夫氏」、「百恵ちゃんの水着姿」は、中でも圧巻中の圧巻。必見。

階段を上った『project N』のフロアでは、同郷の画家・榎木陽子さんの作品が展示されている。
震災をテーマとした「サイエンス・フィクション」に挑んだ彼女の作品は、静かに、しかし深く強く訴えかけてくるものがある。
ふだん物静かな彼女の、エネルギーのほとばしりを不思議な思いで眺めた。
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by adukot_u3 | 2012-12-06 23:52 | アート
メトロポリタン美術館展

東京都美術館で10月6日~来年1月4日まで開催の『メトロポリタン美術館展』に行ってきた。
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ゴッホ『糸杉』1889年 93.3 x 74 cm メトロポリタン美術館

日本初公開、ゴッホの『糸杉』。
盛りに盛った絵の具によるすさまじい筆力に、120年以上を経てなお、今さっき描き終わったかのようなリアルさを感じる。
そして、うねうねと今にも絵が動き出しそうなその迫力と存在感に圧倒された。
さらっとした他の絵画が、なんともあっさりしすぎてつまらなく思えるほどだ。
これは生で見ないと始まらない。

『糸杉』もすばらしかったが、もっとビックリしたのが、ミレーの模写である『歩きはじめ、ミレーに拠る』。
初めて見た絵だったが、全体に明るい陽射しがふりそそいで、その温かさまで伝わってくる。
ゴッホという人は、こんなにも愛情に溢れた優しい絵を描く人なのかと涙が出そうになった。

f0046622_1634071.jpg『歩きはじめ(ミレーによる)』
1890年
72.4×91.2 cm
メトロポリタン美術館

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ミレー『歩きはじめ』
1858年
(これは展示されてない)


他にもたくさんすばらしい絵が展示されていたが、わたしはこの2点がとても心に残った。
この2点だけ見に行っても損はしないと思う。
他には、メソポタミアやエジプトの紀元前のデザインが、「紀元前でこれ?」という信じられないぐらいセンスが良くて洗練されていたのにびっくりした。


「Google Art Project(グーグル・アート・プロジェクト)」では、世界の美術館の収蔵作品をヴァーチャルに閲覧できる。
メトロポリタン美術館収蔵作品閲覧

絵画の著作権について
絵画は、作者の死後50年を経ると著作権は消滅する。
(日本のような第二次大戦敗戦国は、作者が連合国側出身の場合の絵画に関しては、50年ではなく60年半を経なければならない)

絵画の複製写真には”創造性がない”という判断で、著作権はない。


おまけ
芸大というところに入ってみたかったので、学食「キャッスル」でお昼を食べた。
ちょっと前にテレビに出たらしいので、そのせいか、どう見ても芸大生には見えない、わたしのようなおばちゃんがけっこういた。
500円の盛り合わせランチは、ご飯とハンバーグ、イカフライ、マカロニサラダ。
味は普通。
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by adukot_u3 | 2012-11-01 13:32 | アート
友人の絵が『TIME』誌に…
『TIME』は、1923年創刊のアメリカのタイム社が発行するニュース雑誌。
そこに、友人の絵画が掲載された。
このブログからもリンクが張ってあるが、
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←このバナーの先の住人、平体文枝さんだ。


掲載されたのは、前回の個展『池のおもてを見つめていると』で発表されたもの。
質感のあるベースの上をゆらぎのある線が自在に走る、不思議な空気感をもった作品だ。

個展が開かれたのは、『a piece of space APS』という現代美術を中心としたアートギャラリーで、「ひとつのスペースにひとつの絵」というコンセプトがユニークだ。
『TIME』は、このコンセプトにいたく興味を持ったらしく、六本木にある『森美術館』と対比してとりあげている。

ただ平たいものに色を塗ったものを、真っ白い小さな部屋に置いたとたん感じる、空間の広がりと、とある方向性…このスペースに行くたびにわたしは異空間を体験している。

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おまけ・・・『piece of space APS』が入っている銀座奥野ビルについて

奥野ビルはかつて「銀座アパートメント」と呼ばれた銀座界隈でも屈指の高級アパートで、文士・歌手・ダンサーといった時代の先端を担う多彩な人々の生活の場だった。

かつての表参道や代官山の同潤会アパートメント、飯田橋の江戸川アパートメントなどを見て回った古ビル好きのわたしとしては、そういう建築遺産的な意味でもおすすめ。


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by adukot_u3 | 2012-05-26 07:42 | アート
HTML5 & CSS3 READINESS
 HTML5 & CSS3の機能別対応状況を表したチャート。チャート。美しい。
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by adukot_u3 | 2011-01-18 02:02 | アート
「マーク・ロスコ」
 マーク・ロスコという画家がいる。
ということを、つい最近知った。
 読書好きの知り合いの読書ブログを見たところ、たまたま作品集が取り上げられていて、その表紙を見たとたん、なんだかわからないけど妙に惹きつけられ、しばらくじーっとモニターに見入ってしまった。
 「これ、かなり好きかも・・・」と思ったが、それを誰に言うわけでもなくしまっておいた。

f0046622_1231959.jpg しばらくして、現代絵画を描いている友人にその話をしたところ、マーク・ロスコの作品を集めた「ロスコ・ルーム」というのが千葉の川村記念美術館にあって、それが素晴らしいという話を聞いた。
 それじゃ早速行こうという話になり、先日、神奈川県の西の端っこからはるばる千葉県まで行ってきた。

 遠い、遠い。行きは東京駅からバスでノンストップなのに1時間もかかる。近づくにつれて、くねくね途中で気持ち悪くなってしまうほどの山道だった(笑)
 苦労して(乗ってるだけだけど)辿り着いた甲斐あって、川村美術館は白鳥が池でバサバサと白い羽根を撒き散らしている、広々とした素晴らしいところだった。

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by adukot_u3 | 2010-10-13 22:11 | アート
『辻村寿三郎×百段階段展』
f0046622_113343.jpg 『辻村寿三郎×百段階段展』に行ってきた。
 目黒雅叙園という結婚式場が、東京都の有形文化財の指定を受けたことを記念して催されたものだが、タイトルの字ヅラからしてもう「白石加代子の百物語」みたいで怖そうだ。

 目黒雅叙園ができたのは昭和初期。国内初の総合結婚式場といわれている。
駅から川に向かう恐ろしく急な下り坂の脇にあるここは、坂下の川に近い平らなところには新しい結婚式場やタワーなど立派な建物が並んでいるが、傾斜のきついところは、木々をそのまま残し、ちょっとした森のようになっている。
そのなかにある、昭和10年に建てられたまま唯一現存する木造建築部分、普段は公開されていない秘密の場所が百段階段なのだ。

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by adukot_u3 | 2009-07-26 01:14 | アート
キターーヽ(゚∀゚)人( ゚∀゚)ノーーッ!!!
f0046622_90259.jpg去年の暮れに見つけてお正月に買いに行き、ガックリしてから苦節半年…(わたしは注文しただけで、なんにもしてないけど)。
今の気分はまさにタイトル通り!


beforeafter風に言うなら・・・
なんということでしょう。直径13.5cm、厚さ約1cm。
この、黒漆のあたたかな光沢の上に刻まれた、金色の溝が織りなす風雅な世界。
光の加減で複雑に変化するこの匠の業は、今まで殺風景だった部屋をあっという間に和の香り漂う、くつろぎの空間へと変化させるのです。ってな感じ。

f0046622_905951.jpg送られて来たら早速、上生和菓子を乗せて、眺めながらちょっといいお茶を飲むぞー!と思っていたのに、しばらくはただ眺めてはしまい、おもむろにまた開けて眺めてはしまうを繰り返していた。
そして、今日やっとお菓子を買って乗せてみた。本来なら秋草は時期外れなのだろうが、梅の黄緑色とピンクの花模様がなんとも言えず可愛らしい。
3,500円のお皿ひとつで、こんなに優雅なお茶の時間を過ごせるなんて、なんと安い贅沢だろう。今日び3,500円では、ちょっと気の利いたTシャツも買えないぞ。


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by adukot_u3 | 2009-05-31 09:02 | アート