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快気祝 in やなか音楽ホール
快気祝 in やなか音楽ホール_f0046622_1134036.jpgやなか音楽ホールに演奏を聴きに行った。
コンクリート打ち放しの壁と、フローリング。
キャパ100人ほどのこじんまりとしたそこは、ステージと客席ホールという隔たりがなく、ちょっとしたライブハウスのような雰囲気。
「FROM FRONTIER~辺境より~」と題した現代音楽は、堅苦しくなく、演奏を聴きながらワインでも飲みたくなる感じだ。


やなか(谷中)と言えば「石貫(いしかん)」。
あの向田邦子脚本・『寺内貫太郎一家』の舞台になったところだ。
小学生のとき、となりの千帆ちゃんと、よく声色を使い分けて『ラジオドラマ 寺内貫太郎一家』をラジカセに録音してたっけ。
もちろん貫太郎役はわたしだけど・・・。



快気祝 in やなか音楽ホール_f0046622_114782.jpgこの日は、知り合いのヴィオラ奏者の演奏を聴きに行ったのだが、この人、先日やっと眼帯が取れたばかり。
なんと!リハーサル中にエキサイトし過ぎて弓で目を突いてしまったのだとか。
いやはや、張り切り過ぎも考えモノだよ。
もしコンタクトしてなかったら・・・考えただけで恐ろしい。
この先ずっと演奏を聴かせてもらうんだからさぁ、大事にしてもらわないと困るんだよねぇ。
ったく、楽器を演奏中に目を怪我するなんて、聞いたことないよと思ったら、実は、たまにあることらしい。
まぁ、あんだけ夢中で弾いてたら、ムリもないか・・・。

この日の演奏中にも、めずらしくチェロの弦が切れ、途中で張り替えるというアクシデントがあった。あんなぶっとい弦でも切れるんだなぁ。
まぁものすごい力で引っ張ってるんだろうから、それもアリか。
中学生の時のニューミュージックブームに乗っかって弾いていた、すっごくレベルの低いわたしのギターでさえ、「ベェ~~ン」って切れるときは怖かったもの。

快気祝 in やなか音楽ホール_f0046622_114312.jpgわたしは音楽好きだが、専門家ではないので、詳しいことはよくわからない。
だけど、このひとがヴィオラを弾く様子を見ていると、
「あ~、このひとホントに音楽が好きなんだなぁ~」ってこっちまで幸せな気分になれるのだ。

秋から冬にかけては、あちこちで演奏会があり、大忙しらしい。
土地土地の美味しいものをジャンジャン食べるのも、張り切ってガンガン弾くのもいいけれど、どうかひとつ、眼帯は今回限りということで。
by adukot_u3 | 2008-11-02 01:19 | 演劇・演芸
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