歌好き地図好き散歩好き。モットーは『自分で調べて自分で考えて、なるべく自分の事は自分でやる』。さそり座、黒ひょう、AB型女。
by tambow
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フラワーショウ「ばら」さんが亡くなっていた
関西ローカルで活躍されている芸人さんの情報は、よっぽど大物でもない限り、なかなか東京にまで伝わってこない。
伝えても、ほとんどの人が知らないんだから当然か。

関西圏だった田舎のTVでは土曜日、小学校から帰る時間にはだいたい吉本のお笑いをやっていて、お昼を食べながらそれを見るのがいつものパターンだった。

子供のころから音曲漫才が好きだった。
特に、不細工だナンだと罵りあったりドツきあったりした後、見事な歌で〆る女性トリオ。
当時は『かしまし娘』全盛のころだったので、似たような女性トリオは他にもたくさんいたが、中でも『フラワーショウ』の「ばら」さんと、『ちゃっきり娘』の「秋美」さんがご贔屓だった。(ジャケット着てるのがばらさん、アコーディオン持ってるのが秋美さん、)

フラワーショウ
ちゃっきり娘

『ちゃっきり娘』の「ちゃっきり節」にのせた短いテーマ曲『♪ちゃっきりちゃっきりちゃっきりな ちゃっきり娘がとびだ~し~た~』は当然のこと、
『フラワーショウ』の「道頓堀行進曲」のメロディーにのせたオープニングとエンディングのテーマ曲なんて今すぐ歌える。
「♪ようこそ~ 皆さま~ ご機嫌よろしゅう~ 歌って~ 笑って~ フラワーショウ~ どうぞ~よろしく~願います~」
「♪それでは~皆さま~お元気で~またの会う日を楽しみに~それじゃ~皆さま~さようなら」
どうだ!何の役にも立たないけど…。

なんでわたしがこの人たちを好きだったか…今考えると、どうも小学生ながら生意気にも、そのパンチのある歌を楽しみにしていたフシがある。
今さらながらWikiで調べてみるとやはり、『フラワーショウ』は浪曲、『ちゃっきり娘』は名前のとおり、民謡から出ている人たちだった。
同じトリオの女性音曲漫才師でも、『かしまし娘』があまり好きじゃなかったのは、あまり『パンチ』のある歌い方ではなかったからだと思われる。

その『フラワーショウ』のばらさんが6年も前に亡くなっていた。
このトリオは、平成元年にツッコミ担当だった「ぼたん」さんが琵琶湖で亡くなられていて、その後どうなるのかと思っていたら、ばらさんとゆりさんの2人で、芸風を変えて新たなフラワーショーとして頑張っていることを風の便りに聞いて安心していたのに。

今のようなシニカルな笑いと違って、誰にもわかりやすくて、強烈に罵倒し合いながらもどこか温かみのあるいい漫才だった。
歌だってそんじょそこらの歌手顔負けだった。
ああいうタイプの漫才はもう見ることはできないだろう。
時代の流れなのだろうが、そう思うと無性に寂しくなる。

ググりついでにみつけた、ばらさんのシングル【幻のブルース】
これこれ、と往年のパンチの効いた歌を聴いて大満足。
作詞・作曲がなんとあの、「夜のブラームス」藤本卓也さん。

そしてもっとビックリしたのが編曲。
こちらは宝塚の名曲を数多く提供されている「宝塚のブラームス」こと作曲家の高橋城さん。(ちなみに「宝塚のモーツァルト」は、専属作曲家だった故寺田瀧男さんのこと)
ばら・藤本卓也・高橋城・・・なんとも私好みな布陣だ。


この【幻のブルース】、なんとあの「大西ユカリと新世界」がカバーしている。
わたしとしてはやはり、ばらさんのパンチに軍配を上げてしまうが、こうして歌い継いでくれる人がいるということは、ありがたいことだ。

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by adukot_u3 | 2012-07-23 22:36 | 演劇・演芸
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