セキュリティソフト乗り換え顛末記
ウィルスバスター』から『カスペルスキー』に乗り換えた。快適。


セキュリティーソフトの更新期限が来た。
前回から3年。たった3年なのにIT事情は大きく変化した。
今まであまり深く考えずに使っていたので、今回はちゃんと調べて変えようとネットで検索したところ、意外にも偏った情報しか見つからず、仕方なく海外の第三者機関のデータまで見ることに。

◆セキュリティソフトとは?
ウイルスそのものを除去する「ウイルスチェック」、城壁のような役割をする「ファイヤーウォール」、偽サイトをチェックする「フィッシング保護」、「メール保護」など色々な機能が合わさって、パソコンを守ってくれるもの。

世界にいくつかある以下のような第三者機関で常に品質をチェックされていて、それが選ぶ際の指針となっている。
AV-comparatives(オーストリア)
AV-TEST - The Independent IT-Security Institute(ドイツ)
Virus Bulletin Ltd(イギリス)
ただし、こういう機関がいくら正しくチェックしていても、広告に載る際には、そのデータの中から都合のいいことは大きく書かれ、都合の悪いことは書かれなかったりするから、結局は受け取る側のIT力が左右することになる。

◆海外勢の台頭
今回、いろんなセキュリティソフトを比較していて、しみじみ思ったのは、知らないソフトがシェアを伸ばして来てるなぁということ。
ノートン・・・アメリカ
マカフィー・・・アメリカ
ソースネクスト・・・日本
トレンドマイクロ(ウィルスバスターのとこ)・・・日本(社長は台湾人)
G DATA(ジーデータ)・・・ドイツ
Avira(アビラ)・・・ドイツ
ESET(イーセット)・・・スロバキア
カスペルスキー・・・ロシア
Panda Security(パンダセキュリティ)・・・スペイン
AVG Technologies(エーブイジーテクノロジーズ)・・・オランダ
ざっとこんな感じ。

◆特定のソフト、イチオシの不思議
英語が良くわからないので、当然、日本語の比較サイトを見る。
そしたら「イーセット・スマート・セキュリティ」を押すサイトが多くてビックリ。
あんまりイイと書いてあると「ホントにそうなの?」と疑う性格なので、AV-comparativesで2011年の8~11月に行われた「Whole Product "Real-World" Dynamic Protection Tests」という総合的なテストの結果を見てみた。
それがこれ。
f0046622_16181926.gif

そして、それによってレベル分けされたのが、これ。
f0046622_1692357.gif

ただし、このテストは年に2回あるから、これが全てというわけじゃない。
時期によって順位は変動するし、★★★→★★とか不合格になることもある。
前にも書いたように、セキュリティソフトにはいろんな機能があって、その機能ごとにもテストをしているので、当然のようにソフトごとに一長一短がある。
それを踏まえた上で見ても、イーセットは断然No.1というほどじゃないと思うんだけど…。

例えば、Googleで「ウィルスソフト比較」で検索したときに最初に出て来る、「ベストセキュリティ」というサイト。
ここでは、ウィルスバスターがダメな理由を「AV-comparativesのウイルス検出率テストで最低ランクの評価だから」と書いてある。
そのテストはこれ ↓ じゃないかと思うんだけど、このときは、マカフィーとかシマンテックもダメだったのに…。
f0046622_1693572.gif

ウィルスバスターだけ最低ランクとか書いちゃうのは、なんか悪意を感じるなぁ。
たしかにウィルスバスターは重くてイマイチだったけど。

イーセットに限って言えば、こういうふうに販売代理店がじゃんじゃん褒めまくっているサイトがたくさんあって、検索にもしょっちゅう引っかかって来るから、話半分に見といた方がいいかも。

◆結論 カスペルスキー
the比較」というサイトは、全ソフトのいいとこと、悪いとこをちゃんと書いている。
そう、イーセットは、台数が増えると割高になるのだ。
価格に引きずられるなと言うけど、そら引きずられるって。
だって、保険にそんなにお金かけられないもの。
今の時期だとキャンペーンとか色々あるので、価格は比較表だけじゃなく、ちゃんとサイトで確認を。

わたしも内容と値段のはざまで迷っていたが、元々高いロシアのカスペルスキーが、
●1年3台でWin、Mac、Androidのどれでも使えるマルチプラットフォーム版
●乗り換え優待で4,095円(税込)
●120日間延長キャンペーン中
だったので、即決した。
東欧好きなわたしとしては、イーセットのスロバキア製というところにも惹かれたが、ここはロジカルシンキングということで。

◆無料ソフトは慎重に
はじめは、無料のソフトも考えた。
ジャストシステムが広告付きの無料ソフトを出したので、それの広告ナシの有料版、315円/月でもいっかと思った。
でも、安いには安いなりの理由があるはずだし、ましてやネットを見てただけの昔と違って今は、ネットで買い物をしたり、ネットバンクを使ったりもする。
迷っていたところ、64ビットのPCだと使えない機能があるという記述を見つけたので、やっぱりやめた。

◆楽チン→ボケの始まり?
『ウィルスバスター』はクラウドで、勝手になんでもやってくれたので、な~んにも考えることがなく楽ちんだった。
でも、何されてるのかも全然わからないし、あんまり楽過ぎるのも早くボケそうなので、新しいものに変えてみることにしたのだ。

◆マルチプラットフォーム
「Windows、Macintosh、Androidどれにでもインストールできます」と書かれたものを見て「スマートフォンでもセキュリティソフトが要るんだ」と、当たり前のことを改めて実感した。
てことは、スマートフォン、携帯、iPad、iPodなど、ネットにつなぐ端末が増えれば増えるほど、セキュリティ費用も大きくなるってことか。情報が漏れる確率も高くなるし・・・。
これからは、便利さと安全のバランスを考えないと。

◆セキュリティ=ソフト+意識
セキュリティソフトを入れたからと言って、余裕ぶっこいてちゃいけない。
●クレジット番号や暗証番号を入力するときには、偽サイトじゃないかよーく見る
●怪しいサイトにアクセスしない
●ネットバンクの暗証番号を頻繁に変える
など、こちら側のセキュリティ意識も高めないと。

あと、非常に基本的なことだけど、Macユーザーの中には未だに入れずに平気で使ってる人がいたりしてビックリする。
対人・対物賠償保険に入らないで車を運転するようなものだ。
自分はもとより、人に迷惑をかけないためにもセキュリティソフトは入れてれておくべきだと思う。

─────────────────────────────────────
◆インストール後の感想
今のところは何の問題もなく快適。
エンジニアでもなく、PCにそれほど詳しいわけでもないので、本質的なことはわからないが、ソフトの中や、注意を喚起する時に出てくるウィンドウの中の日本語が、きちんとしているので安心感がある。
細かいことだが、こういう時の日本語がおかしいと、不安を更に煽られたりする。

ただ、3台のPCのセキュリティソフトの乗り換えは正直疲れる。
[PR]
by adukot_u3 | 2012-03-27 08:08 | IT
<< TPPを情報の安全保障から考える マリアージュ・フレール >>