冷凍しておいた正月の残りの餅もあとわずか。
早く食べないと、今度は寒餅(かんもち)というのが実家から送って来る予定だ。
寒餅とは、なんのことはない単に寒の時期についた餅のこと。
腐りにくくて美味しいんだとか。
今年は例年になく大雪らしいので、余計に美味しいかも。
最近、大雪大雪とニュースでうるさいけど、
子供のころの雪の量に比べたら、全然どーってことないんですけど。
てことで、安倍川もちでも作って餅を消費しようと思って、
餅を焼いたあと、お湯にくぐらせようとした。
が、そのお湯がまだ沸いてなかった。
待ってるのが面倒くさかったので、弱火にしたまま餅を入れ、
そのまま台所であれこれやっていたら…ほとんど溶けた。
しまった!
でも、もはや口が安倍川になってしまっていて、どうしてもきなこが食べたい。
もう一個焼くのはさらに面倒くさい。
・・・・・
いい事考えた!
きなこと砂糖を合わせたやつはもうあるんだから、
そこに、溶けてドロドロした餅を入れて混ぜたら
豆飴(まめあめ)みたいになるかも。
豆飴とは、地元・能登半島は七尾のお菓子で、
きなこに水あめを混ぜて半生状に固めたもの。
関東で言うと、埼玉・熊谷名物「
五家寶(ごかぼう)」の外側みたいなもの。
って余計わかんないか。(ごかぼうも美味しい!)
とりあえず、溶けた餅が固まらないうちに、きなこ+砂糖+ちょび塩を合わせてグルグル練ることしばし。
おぉ~立派な豆飴の完成だ。
餅は溶けてしまったけど、無駄にしなくて済んだし、簡単だしエコだし美味しいし、ちょっとは日持ちもするし。安倍川もちよりいいかも。めでたしめでたし。
輪島塗の菓子皿に乗せてみたら、なんか田舎娘が加賀友禅を着た感じに(笑